...何処の馬の骨ともわからぬ君子に素早い仕事をやられた時にも...
芥川龍之介 「小説の戯曲化」
...素早いもんでなあ...
太宰治 「お伽草紙」
...そこは素早いがんりきのこと...
中里介山 「大菩薩峠」
...喧嘩にかけては素早い腕を片一方持っている上に...
中里介山 「大菩薩峠」
...恐ろしく素早い泥棒で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...恐ろしく素早い女で」ボリボリと首筋をかく八五郎です...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...富岡さんの素早いのには驚いた...
林芙美子 「浮雲」
...どんな方法でそんな素早いことをやりやがったものか...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...互いに素早い合図を交し...
久生十蘭 「魔都」
...こういうことに関してあなたの行動は素早いし...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...素早い勘で、こいつは使える...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...勿論(もちろん)素早いお初...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...若い女性らしい素早い...
宮本百合子 「結婚問題に就て考慮する迄」
...非常に素早い足どりで萩(はぎ)の枯れ叢...
室生犀星 「野に臥す者」
...この素早い眼づかいの裡に...
矢田津世子 「※[#「やまいだれ+句」、第4水準2-81-44]女抄録」
...いずれも素早い上に腕達者な曲者(しれもの)...
吉川英治 「江戸三国志」
...彼のさいごの手とする素早い“払い”をこころみた...
吉川英治 「新・水滸伝」
...ちらりと送る素早い視線だった...
蘭郁二郎 「鉄路」
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