...こう素っ気ない返事をした...
芥川龍之介 「玄鶴山房」
...それでもよろしかったらお見せいたしますがな」大体こういう素っ気ない...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...素っ気ない切口上で...
久生十蘭 「鈴木主水」
...素っ気ない返事をした...
久生十蘭 「肌色の月」
...私は「只今気分が好くありませんので何も申し上げられません」と素っ気ない返事をやったが...
堀辰雄 「かげろうの日記」
...どうでもいいような素っ気ない笑い声を立てていた……「もうおはいりにならない? すこし冷え冷えしてきたわ……」妻がいった...
堀辰雄 「晩夏」
...夢は忘れておらんだろう」レスブリッジが素っ気なく言った...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...素っ気ない指示で...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...異議を申し立てたら――」ジェフリが素っ気なく言った...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...アーノット様のお連れのお名前は……」アーノットが素っ気なく言った...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...ここに留まって結果を見たほうがいいと思わないか」エイビスが素っ気なく言った...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...グラントが素っ気なく肩をすくめた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...コプリが素っ気なく言った...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...素っ気なく拒絶したけど...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...五月蠅(うるさ)い程沢山な髪を味も素っ気もない引きつめの束髪にして西洋人の寝間着の様に真白でブワブワしたものを着た胴を後まで廻る大前掛で押えたお久美さんが...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...素っ気ない他処(よそ)の庭を見るようなはなれた気持であった...
室生犀星 「野に臥す者」
...素っ気なくいいつけた...
吉川英治 「三国志」
...彼は素っ気なく釣糸を投げこみ...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
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