...迚(とて)もこの儘では納まるまいと思つた悪戯(いたづら)男はのつそり立ち上つた...
薄田泣菫 「茶話」
...事実葉子は昨夜寝台に納まるまで...
徳田秋声 「仮装人物」
...之まで述べて来た戦争ジャーナリストの様々のタイプのどこかに納まるだろうと思う...
戸坂潤 「戦争ジャーナリスト論」
...引返して見物席に納まる...
中里介山 「大菩薩峠」
...まあ何とか納まるだろうと...
中里介山 「大菩薩峠」
...そう急に納まるべきはずもありません...
中里介山 「大菩薩峠」
...おとなしく納まる...
中里介山 「大菩薩峠」
...ほんとうにこの辺で納まるのが何よりという里心にもなったのでしょう...
中里介山 「大菩薩峠」
...勇だと巧く納まるのであるから...
中谷宇吉郎 「娘の結婚」
...すぐ整然と秩序なり段落なりがはっきりするように納まる人は...
夏目漱石 「硝子戸の中」
...徳之助も無事に増屋に納まるだらう...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...砧右之助ちょっと納まるまいよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...八方無事に納まると氣付いたのでございます」「で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それで事なく納まるのであった...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「外套」
...三方四方円く納まる」ト穏便をおもって言ッてくれる...
二葉亭四迷 「浮雲」
...納まるところに片づくのだ...
本庄陸男 「石狩川」
...こっちのゴタゴタはいつどう納まるかも知れませんから...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...彼が日本の将軍として納まるなら...
吉川英治 「江戸三国志」
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