例文・使い方一覧でみる「糊塗」の意味
スポンサーリンク...犯人は警察に嘘をついて糊塗した... 
...彼は大学入試で成績を糊塗するために、不正を働いた...
...彼女は自分のミスを糊塗するために、ひたすら口を滑らせた...
...糊塗工事が終わって、建物は美しくなった...
...事故の原因を糊塗することなく、真相を明らかにする必要がある...
...まあ一時を糊塗（こと）して置いた...
芥川龍之介 「京都日記」
...一時を糊塗（こと）する訳にも行かなかった...
芥川龍之介 「路上」
...どうにか糊塗して行きたかったのだ...
梅崎春生 「赤い駱駝」
...大川は細流に汚されずとでもいうような自信を装って敗北を糊塗（こと）し...
太宰治 「惜別」
...そう簡単に糊塗（こと）し終（おお）せるものではないらしい...
中谷宇吉郎 「硝子を破る者」
...一時を糊塗（こと）するのを例にした...
夏目漱石 「行人」
...糊塗策（ことさく）とは毫も考へてゐなかつた...
夏目漱石 「それから」
...糊塗策（ことさく）とは毫（ごう）も考えていなかった...
夏目漱石 「それから」
...今まで糊塗（こと）して来た自分の弱点を...
夏目漱石 「明暗」
...一介の雑報記者ずれを皇帝の換玉にして一時を糊塗しようなんて...
久生十蘭 「魔都」
...当局はこれを自殺事件に糊塗してしまい...
久生十蘭 「魔都」
...ニコラスはルヴォフ公を首相とする会議制の臨時政府（プロヴィゾアール）をつくって一時を糊塗しようとしたが...
久生十蘭 「淪落の皇女の覚書」
...暫らくすると彼は又しても狡く立ちって自分の非を糊塗しようと思い...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj（Николай Васильевич Гоголь） 平井肇訳 「死せる魂」
...あるいは磯山自ら卑怯（ひきょう）にも逃奔（とうほん）せし恥辱（ちじょく）を糊塗（こと）せんために...
福田英子 「妾の半生涯」
...犯した罪を糊塗（こと）しようとして...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
...暗殺の謀計ということに糊塗（こと）されたのだという...
山本周五郎 「めおと蝶」
...糊塗縦横（ことじゅうおう）の政界を打破りまして...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...感覚派の感覚も所詮外面的糊塗であると云うがごとき者あらば...
横光利一 「新感覚論」
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