...日除(ひよ)けの簾戸(すど)で暗く感ぜられる角座敷(かどざしき)の入口に足を踏み入れた時...
犬養健 「愚かな父」
...簾戸(すだれど)ごしに見られた...
徳田秋声 「挿話」
...簾戸(すど)があいて...
林不忘 「あの顔」
...まだどの窓にも簾戸がおりている...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「小フリイデマン氏」
...簾戸を漏れる燈の影が...
水野仙子 「夜の浪」
...ことことと簾戸を搖る潮風と...
水野仙子 「夜の浪」
...簾戸の外までいって...
山本周五郎 「契りきぬ」
...廊下から簾戸越しに見たときは...
山本周五郎 「契りきぬ」
...襖(ふすま)の代りに荻(おぎ)の簾戸が入れてあり...
山本周五郎 「山彦乙女」
...簾戸ごしなので、はっきりとはわからないが、なにかの鳥の翼をひろげたような、菱形を集めたかたちの、珍しい紋であった...
山本周五郎 「山彦乙女」
...駕の簾戸(すど)から外を見れば...
吉川英治 「江戸三国志」
...簾戸(すど)を立てた部屋の内から...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...「お伺(うかが)いしたいことがございますが」「拙者に」「はい」簾戸(すど)を開けて迎え入れると...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...さっきの簾戸(すど)の蔭で...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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