......
今村恒夫 「手」
...節くれだった裸の枝で意味ありそうに北極星の彼方を指さしていた公孫樹までが...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...ヤニマツか節くれだった樫(かし)の木が炉ばただったところに生え...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...三歳にして手足の筋骨いやに節くれだち...
太宰治 「新釈諸国噺」
...そして節くれ立った木の枝が一本淡い影を投じて...
豊島与志雄 「愚かな一日」
...かさかさで節くれだち...
豊島与志雄 「小さき花にも」
...その節くれだった根元に猛獸の姿を與えようとしていた...
アネッテ・フォン・ドロステ=ヒュルスホフ Annette von Droste=Hulshoff 番匠谷英一訳 「ユダヤ人のブナの木」
...ゴツゴツと節くれ立ち...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...その節くれ立った木の切り株のような男と一緒に行ったんだ...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...松の節くれ多く木材にならぬものはこれを炭となす...
正岡子規 「病牀六尺」
...松の木は節くれだって...
矢田津世子 「凍雲」
...手足の関節は木の瘤(こぶ)のように節くれ...
山本周五郎 「留さんとその女」
...躯(からだ)も顔も痩(や)せていて、きみの悪いほど長い手指は、節くれ、皺(しわ)だっていた...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...節くれ立つた木々の枝や...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...節くれ立ったその体からは精悍(せいかん)な湯気がのぼっていた...
吉川英治 「宮本武蔵」
...阿巌のように節くれ立っていなかった...
吉川英治 「宮本武蔵」
...闘志に節くれだって...
吉川英治 「宮本武蔵」
...幹の節くれを伝ってらくに登ることができる...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
便利!手書き漢字入力検索