...口を箝(かん)した...
泉鏡花 「薄紅梅」
...俺が覚えてるだけでも真珠を七箇(なゝつ)箝(は)めた領留針(ブルーチ)...
内田魯庵 「犬物語」
...全(まる)で独帝(カイゼル)に当(あ)て箝(はま)るだらう...
薄田泣菫 「茶話」
...開いた口の中には時計が箝(は)め込んであった...
辰野隆 「汝自身を知れ」
...そこがしっくり箝(は)まっているとも思えないのであったが...
徳田秋声 「縮図」
...之を機会に社員の社外に於ける言論活動に箝口令が下された...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...併しあんな常識を外れた策略は侯の柄に箝まるものでない...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...ただ緊箍咒(きんそうじゅ)(悟空の頭に箝(は)められている金の輪で...
中島敦 「悟浄歎異」
...繊鑷ヲ以テ之ヲ箝提スト...
中谷宇吉郎 「『雪華図説』の研究」
...人がわが口を箝(かん)するからである...
夏目漱石 「野分」
...そのため裁判所の厳重な箝口令(かんこうれい)にも穴があくのだ...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...手錠を箝められ、腰縄がつけられた...
平出修 「逆徒」
...一人が口を箝(つぐ)めば...
二葉亭四迷 「浮雲」
...これを菊五郎に箝めて書いてやりたる作者も大に賞揚せざるべからず...
三木竹二 「明治座評」
...箝(はま)らぬは尤(もっとも)とはいひながら...
三木竹二 「両座の「山門」評」
...手錠を箝(は)められた囚人や其を護送する劍を光らせる巡査や...
三島霜川 「解剖室」
...これは火鉢の中へ深い鍋が半分箝って底ばかりでなく腰の周囲(まわり)を尽く温めるようになるから火の利き方がよい...
村井弦斎 「食道楽」
...人間の頭が悪く理窟で固まってしまって「神秘」とか「不思議」とか「超自然」とかいう理窟に当て箝(は)まらない事を片端(かたはし)から軽蔑して罵倒してしまうのを...
夢野久作 「暗黒公使」
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