例文・使い方一覧でみる「箍」の意味
スポンサードリンク...父は店先でトン／＼と桶の箍（たが）を篏（い）れてゐたし... 
石川啄木 「二筋の血」
...父は店先でトン／＼と桶の箍（たが）を篏（い）れてゐたし...
石川啄木 「二筋の血」
...張箍（はりわ）の女袴（をんなばかま）を穿（は）いた官女（くわんぢよ）よ...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...円い箍のまわりにとりつけ...
豊島与志雄 「霧の中」
...ハ短調交響曲の箍（たが）の飛びぬけをやってるのだった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...十四世紀式に戻って箍（たが）をはめなくちゃいけない...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...真鍮の箍（たが）をたくさんはめた盥みたいなもののまはりに日の丸の小旗がぐるりとたつて...
中勘助 「銀の匙」
...もともとおてんばの好きなおちやんは私たちの遊びを垣根ごしに面白さうに見てたが終には自分も出てきて見やう見まねに縄とびや箍まはしなどをやるやうになつた...
中勘助 「銀の匙」
...しきりに桶の箍（たが）をはめているところでしたから...
中里介山 「大菩薩峠」
...箍（たが）をはめたのは徳川氏です」「左様...
中里介山 「大菩薩峠」
...ドコぞ箍（たが）がゆるんでいればこそ...
中里介山 「大菩薩峠」
...ただ緊箍咒（きんそうじゅ）（悟空の頭に箝（は）められている金の輪で...
中島敦 「悟浄歎異」
...余は此を聞いてさつき博勞をたづねる時分に大桶へ箍をを」］打込んで居た桶屋のことを思ひ出してあゝいふ職人仲間にこんなものがあるのかとゆかしい心持を禁じえなかつた...
長塚節 「佐渡が島」
...箍（たが）のはじけた桶のやうに手のつけやうの無い笑ひを湛（たゝ）へ乍ら...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...箍を嵌めたたあ驚いたなあ...
葉山嘉樹 「山谿に生くる人々」
...顔の美人粧（パッチ）と袴の箍骨（フーブス）を取りながら...
プーシキン Alexander S Pushkin 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...「たがかけのたがたがかけて帰るらん」と吟じた箍（たが）すなわち桶輪だ...
南方熊楠 「十二支考」
...銅（あか）の箍（たが）がかかっていた...
山本周五郎 「青べか物語」
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