...何でも半道(はんどう)だと云うんだから、笑わせる...
芥川龍之介 「片恋」
...こいつは笑わせるよ...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...笑わせるつもりで言ったのではないのでした...
太宰治 「みみずく通信」
...今にも例の人を笑わせる顔をしそうなところがある...
寺田寅彦 「アインシュタイン」
...気の変な老紳士は観客を笑わせる...
寺田寅彦 「映画雑感(2[#「2」はローマ数字、1-13-22])」
...笑わせるじゃないの……...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...それがあなた達をそんなに笑わせるのだな...
西村陽吉 「夕がたの人々」
...ズウズウ弁をもてあそぶタレントは日本人の三分の二を笑わせるとともに三分の一のファンを失っていることに気がつかないのだろうか...
野村胡堂 「胡堂百話」
...赤ン坊でいえば虫が笑わせるといった笑い――この場合では嘲笑(ちょうしょう)を禁じ得なかったのだ...
長谷川時雨 「牢屋の原」
...彼らは婦人(おんな)を笑わせるのが何より好きであるのに...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「鼻」
...猫を笑わせるに足る莫迦ばかしいことに映った――タイタニックにボウトなんて不必要な用心...
牧逸馬 「運命のSOS」
...誰が今の人を笑わせるでしょう...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...客に冗談を言いかけて笑わせることに変りはなかったが...
矢田津世子 「※[#「やまいだれ+句」、第4水準2-81-44]女抄録」
...人を笑わせるような文章が...
柳田国男 「故郷七十年」
...すなわち人を笑わせる職分のために...
柳田国男 「木綿以前の事」
...「文壇の大家だといったってなんだ、いったい谷崎潤一郎がなにものなんだ、笑わせるな、おれは日本の文壇なんぞ相手にしているんじゃねえんだぞ、エ ケ ホモ、おれはこうみえても仲井天青だ」天青はぎらぎらと熱っぽく眼を光らせ、右とか左とかどっちか側の肩をつきあげながらこう云うんだった...
山本周五郎 「陽気な客」
...新橋から出て銀座裏の三十間堀を通航する新式の交通機関なのだから笑わせる...
山本笑月 「明治世相百話」
...城太郎はみんなを笑わせる...
吉川英治 「宮本武蔵」
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