...「私はこれでも武士の端くれであったから...
レオニード・ニコラエヴィッチ・アンドレーエフ 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...叔父もそんなような波動に漂わされた端くれの一人であることが...
徳田秋声 「足迹」
...その剣の端くれの老耄(おいぼれ)めが...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...関所役人の端くれに連なりながら...
野村胡堂 「大江戸黄金狂」
...人間の端くれは判っているが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「拙者も武士の端くれだが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...これでも武士の端くれぢや...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「私はこれでも武士の端くれだ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「――」石崎久馬――これも武士の端くれの見廻り同心は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...武士の端くれを汚すさえ後ろめ度い――...
野村胡堂 「裸身の女仙」
...貧しいポーランドの貧しい小貴族の端くれで...
宮本百合子 「キュリー夫人の命の焔」
...亡くなるまえに――たとえ足軽でもさむらいの端くれだ...
山本周五郎 「日本婦道記」
...山田申楽の端くれにも連(つら)なるほどな者ではございませぬ」また菊王が...
吉川英治 「私本太平記」
...「一族の端くれたりといえども...
吉川英治 「新書太閤記」
...蜂須賀党の端くれに加わって...
吉川英治 「新書太閤記」
...陪臣(ばいしん)の端くれに埋もれさせておく惜しさよ...
吉川英治 「新書太閤記」
...平家の門葉(もんよう)の端くれへ頒(わ)けられてしまうかも知れない――という疑心暗鬼(ぎしんあんき)も手つだってくる...
吉川英治 「親鸞」
...お坊主の端くれまで...
吉川英治 「べんがら炬燵」
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