例文・使い方一覧でみる「端くれ」の意味

...お行儀作法の端くれでも教へ込まなければなるまいと... お行儀作法の端くれでも教へ込まなければなるまいとの読み方
薄田泣菫「茶話」

...謂（い）わば文化人の端くれだ... 謂わば文化人の端くれだの読み方
太宰治「男女同権」

...小説家の端くれなので... 小説家の端くれなのでの読み方
太宰治「眉山」

...この教えや道の端くれに触れれば... この教えや道の端くれに触れればの読み方
戸坂潤「科学論」

...昔は殿様の端くれであったかも知れんが... 昔は殿様の端くれであったかも知れんがの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...拙者もこれで医者の端くれでございますが... 拙者もこれで医者の端くれでございますがの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...わたしだってこれでも女の端くれなのよ... わたしだってこれでも女の端くれなのよの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...関所役人の端くれに連なりながら... 関所役人の端くれに連なりながらの読み方
野村胡堂「大江戸黄金狂」

...――俺も男の端くれだ... ――俺も男の端くれだの読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...なまくらでも何んでも浪人者の平太郎『武士の端くれ』と自分でも威張（ゐば）つた男が...
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...「――」石崎久馬――これも武士の端くれの見廻り同心は... 「――」石崎久馬――これも武士の端くれの見廻り同心はの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...京の人であることを標榜（ひょうぼう）していた王族の端くれのような人から教えられただけの稽古（けいこ）であったから... 京の人であることを標榜していた王族の端くれのような人から教えられただけの稽古であったからの読み方
紫式部與謝野晶子訳「源氏物語」

...山田申楽の端くれにも連（つら）なるほどな者ではございませぬ」また菊王が... 山田申楽の端くれにも連なるほどな者ではございませぬ」また菊王がの読み方
吉川英治「私本太平記」

...武家の端くれみたいな家へ... 武家の端くれみたいな家への読み方
吉川英治「新書太閤記」

...陪臣（ばいしん）の端くれで... 陪臣の端くれでの読み方
吉川英治「新書太閤記」

...陪臣（ばいしん）の端くれに埋もれさせておく惜しさよ... 陪臣の端くれに埋もれさせておく惜しさよの読み方
吉川英治「新書太閤記」

...平家の門葉（もんよう）の端くれへ頒（わ）けられてしまうかも知れない――という疑心暗鬼（ぎしんあんき）も手つだってくる... 平家の門葉の端くれへ頒けられてしまうかも知れない――という疑心暗鬼も手つだってくるの読み方
吉川英治「親鸞」

...「武蔵も武士の端くれならば... 「武蔵も武士の端くれならばの読み方
吉川英治「宮本武蔵」

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