...澄まして天秤(てんびん)を立てかける...
泉鏡花 「婦系図」
...栓をして残りは床の間に立てかける...
梅崎春生 「幻化」
...自分の杖(つえ)を横手のドアのそばに立てかける...
アントン・チェーホフ 神西清訳 「桜の園」
...尻を立てかけると「あなた...
夏目漱石 「琴のそら音」
...小柄な女の躯を壁に立てかけるやうにして...
林芙美子 「浮雲」
...壁の凹みに斧を立てかけると...
久生十蘭 「キャラコさん」
...この女郎」と膝を立てかけるのを松沢は押しとめ...
久生十蘭 「魔都」
...二つに割って立てかける薪を何というか...
柳田国男 「年中行事覚書」
......
山之口貘 「鮪に鰯」
...三人とも恟(ぎょ)ッとしたように浮腰を立てかけると...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...酒は」片膝を立てかけると...
吉川英治 「新書太閤記」
...野太刀を壁の隅に立てかけると...
吉川英治 「新・水滸伝」
便利!手書き漢字入力検索