...窮境に陥る:困難な状況に追い込まれる...
...窮境を脱する:困難な状況から脱出する...
...窮境から立ち往生する:困難な状況に陥り、進むことができなくなる...
...窮境にある人を助ける:困難な状況にある人を助ける...
...窮境に直面する:困難な状況に直面する...
...窮境を助けると思ってどうか」正井は葉子を男たらしと見くびった態度で...
有島武郎 「或る女」
...だんだんと陥って行く生活の窮境の中にも...
有島武郎 「或る女」
...始終窮境に滅入りこむその生活は...
有島武郎 「星座」
...引っこみのつかない窮境であった...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...今日の窮境に疲れたかというと...
大隈重信 「〔憲政本党〕総理退任の辞」
...私が現在の窮境を逃がれる工夫をしなければなりません...
ストックトン Francis Richard Stockton 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...彼等はあながちに彼等の常に口にするほど窮境にいるのでもないらしい...
相馬泰三 「田舎医師の子」
...一体どんな窮境からでも脱し得る人間は...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...この窮境に在ってなお驕るなきがために楽をなすとや? しかし...
中島敦 「弟子」
...こんな窮境に陥(おちい)るべき理由がないように感ぜられた...
夏目漱石 「門」
...最後にのつ引ならぬ窮境に追ひ込まれて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...この間の印籠の件では顎十郎がきわどいところで自分の窮境を救い...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...この窮境を好転させたのか悪転させたのかわからない...
久生十蘭 「魔都」
...あの隣り村の生家を「訪れ」なければならぬ窮境に立ち至つてゐたのである...
牧野信一 「変装綺譚」
...我汝が原稿を抱いて飯にもありつけぬ窮境を憐(あわれ)んで汝を一刀両断せんとす...
正岡子規 「墨汁一滴」
...あのとうとう窮境に陥って悲惨の最期を遂げた文士の川上である...
森鴎外 「雁」
...その眉の裏ではやくも窮境打開の策を案じていた...
山本周五郎 「新潮記」
...現前の窮境に絶望せず本来の目的を固守すべきこと...
和辻哲郎 「鎖国」
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