...このような太陽が毎秒二八・三キロメートルの相対速度(注)で星雲中に進入するとすれば...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...二百米平泳を三分十秒台で泳いでいた...
梅崎春生 「幻化」
...あと十秒だ...
海野十三 「宇宙戦隊」
...ほんの数十秒の間が...
江戸川乱歩 「悪霊」
...最後の一秒まで、絶望しちゃいけない」諸戸も不必要に大きな声を出した...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...ものの十秒も考へてから言ふのである...
太宰治 「知らない人」
...勿論多少の自然的偏倚は示しながらも統計的に一樣な毎秒平均足音數を示してゐることである...
寺田寅彦 「伊香保」
...もし、一分、一秒、奈良崎の刀が、遅れたなら、自分だけが真向から二つに斬られなくてはならなかった...
直木三十五 「南国太平記」
...私は妙に心も急(せ)き立って一分一秒も長く...
永井荷風 「監獄署の裏」
...彼らは一秒時も、わが裸体なるを忘るる能(あた)わざるのみならず、全身の筋肉をむずつかして、わが裸体なるを観者に示さんと力(つと)めている...
夏目漱石 「草枕」
...されば公園のベンチでは見も知らぬ夫人に「近ごろ、お作の方はいかがですか」とか、突堤の鼻では老紳士に「沼で姫鱒(ひめます)を釣りますには鋼鉄製の英国ふうの釣竿より、どうも日本(おくに)の胡麻竹の釣竿の方が……」とか思いもかけぬ訊問の奇襲にあうによって、コン吉の市中の散歩は、毎分毎秒、さながら薄氷を踏む思い...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...秒針を数えますから...
久生十蘭 「予言」
...募つた嵐は秒一秒少年を虐げるに過ぎぬ...
北條民雄 「童貞記」
...兎に角正午までにもう半秒時間しかないと云ふ重大な事件があるから...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 森林太郎訳 「十三時」
...取引は五秒とかからなかった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...一秒、二秒と時が経(た)つて、魚雷は与へられた方向にまつしぐらに飛んで行く...
宮原晃一郎 「怪艦ウルフ号」
...つめたい執念深い瞳付(めつき)で十数秒間...
夢野久作 「少女地獄」
...そしてほかに何か寸秒の転機でも待つかのような無表情をただその顔に持つだけだった...
吉川英治 「私本太平記」
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