...丁度この頃のやうな秋日和に東京の近郊...
薄田泣菫 「茶話」
...素十居を訪(と)ひ秋日和(あきびより)安心す 虚子そうすると素十君にまたこういう句があった...
高浜虚子 「俳句への道」
...涼しすぎるその色のうごく出来秋のなかで独りごというてゐる男秋らしい村へ虚無僧が女の子を連れて・秋日和のふたりづれは仲のよいおぢいさんおばあさん・晴れて雲なく釣瓶縄やつととゞく・声はなつめをもいでゐる日曜の晴れ九月十日秋ぢや...
種田山頭火 「行乞記」
...秋日和、それはつめたさとぬくさとが飽和して、しんみりとおちつかせる、しづかで、おだやかで、すべてがしみ/″\として...
種田山頭火 「其中日記」
...ゆふべがおもひだされる雨・サイレン鳴れば犬がほえる秋雨嵐のかげのしろ/″\と韮の花・日向ごろりとヱスもわたしも秋草に・あらしのあとの水音が身のまはり・月へ汲みあげる水のあかるさ・月のさやけさ酒は身ぬちをめぐる・月が酒が私ひとりの秋かよ九月廿二日秋日和...
種田山頭火 「其中日記」
......
鶴彬 「鶴彬全川柳」
...久し振りの好い秋日和で...
寺田寅彦 「ある日の経験」
...秋日和(あきびより)と名のつくほどの上天気なので...
夏目漱石 「門」
...ポカポカする秋日和(あきびより)...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ポカポカする秋日和(あきびより)...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...素晴らしい秋日和(びより)...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...美しい秋日和でした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...秋日和(びより)に汗ばんだ身體を拭いて居りました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...いづれは何處かで年貢(ねんぐ)を納めるだらう」「呆れたもんで」秋日和...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...今日も秋日和です...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...四穏やかな秋日和がつづいている...
室生犀星 「童話」
...こんな秋日和(あきびより)の味は味うことが出来ませんね」と...
森鴎外 「かのように」
...秋日和(あきびより)によく乾いて...
森鴎外 「山椒大夫」
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