...私的な友情と、私的な恩義は一つの物である...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...私的な生活に就ての弁明を...
太宰治 「春の盗賊」
...この私的な一書翰の取扱についても...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...之から区別される云わば私的な文化統制活動によって...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...暴露ニュースと云えば従来私的な又は単に市井的な事柄を主としたものだが...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...会員にとって割合私的な個人的な報道がこのニュースで送られるわけであるが...
戸坂潤 「『唯研ニュース』」
...会員が会員に対してやや公式な然し私的な手紙を書こうとすれば...
戸坂潤 「『唯研ニュース』」
...私的な集りだけに...
豊島与志雄 「怒りの虫」
...私的な緊急用件だ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...そういう土台からもっと私的なこまかい条件の加わって来る友情も生れる空気が求められるべきだと思う...
宮本百合子 「異性の友情」
...勤労階級の解放というような大事業をめざしている共産党員がそういうことについて気をくばることは私的な些事であるかのように言う人がある...
宮本百合子 「共産党とモラル」
...この自由を我々の私的な・つまらない・気まぐれの道具とするのは...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...後々まで私的な文章にはその影響をのこしているが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...私的な利と、公な美とが一致することはあり得ないのです...
柳宗悦 「民藝とは何か」
...部分的な私的な意思や利益が...
矢部貞治 「政治学入門」
...私的な個人が一定の目的または利益のために「作り上げた」社会で...
矢部貞治 「政治学入門」
...めずらしく私的な旅行をして歩いていた...
吉川英治 「黒田如水」
...――相かえりみて――すでに人間の私的な施しをいま受けてしまったのだからもう仕方がない...
吉川英治 「三国志」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??