...杜陽は封生と二人で祝いの席をはずして女の室で酒を飲んでいた...
田中貢太郎 「陳宝祠」
...祝いの席にいた親類の者がばらばらと走ってきた...
田中貢太郎 「陳宝祠」
...ヴェリチャーニノフはその足で誕生祝いの席へ乘りこんでやろうかと思ったし...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...披露式の祝いの席に連なるものは...
久生十蘭 「金狼」
...どんなつまらぬことが発覚の端緒にならぬものでもないと、六年間の行動の辻褄をあわせることに苦心し、これならどこから突つかれても金城鉄壁というところまでやったつもりだったが、復員祝いの席で、「君の面(つら)は、美食して安楽に暮していた面だ」と喝破された...
久生十蘭 「蝶の絵」
...今日は祝いの席(むしろ)とて...
三宅花圃 「藪の鶯」
...それがすんで座を改めてお祝いの席に代る間写真をとりましたが...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...文芸家協会の七十歳の祝いの席がずっと上手にあったが...
室生犀星 「われはうたえども やぶれかぶれ」
...折角のお祝いの席を外してしまう法があるものか...
森本薫 「女の一生」
...茂次は万兵衛から祝いの席へ招かれたが...
山本周五郎 「ちいさこべ」
...「祝いの席から無断でぬけてはいけないな...
山本周五郎 「風流太平記」
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