...三学無碍(さんがくむげ)...
芥川龍之介 「俊寛」
...この鳥にも獣にもドッチにもなり切る事が出来ない性格の矛盾が何をするにも二葉亭のキャリヤの障碍(しょうがい)となった...
内田魯庵 「二葉亭追録」
...流通無碍なものである...
田山録弥 「静かな日」
...あらゆる障碍から...
田山録弥 「浴室」
...予(わし)が仕事(しごと)の妨碍(さまたげ)をばすまいぞよ...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...それも強固な争議団の妨碍(ぼうがい)のために...
徳永直 「眼」
...観念的にゴマ化して来た論点なのである(フィヒテの「障碍」...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...公は無益の紛爭によりて國務の進行を阻碍するを見るに忍びず自ら兩者の間に立ちて妥協を謀らむとしたりき...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...あらゆる率直な行動は障碍を受ける...
豊島与志雄 「意欲の窒息」
...感情と意志の障碍はすこしも認められないことです...
久生十蘭 「ハムレット」
...文学者の頭脳は四畳半の古机にもたれながらその理想は天地八荒のうちに逍遙(しょうよう)して無碍自在(むげじざい)に美趣を求む...
正岡子規 「俳人蕪村」
...時空を超えた無碍(むげ)の揺曳(ようえい)を...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...帰路は各人の任意なるも障碍(しょうがい)は来路に倍するを以(もっ)て充分(じゅうぶん)の覚悟(かくご)を要す...
宮沢賢治 「風野又三郎」
...しかも、何かの事情か、障碍があつて、その相手の男に相會うことが出來ないと言う期間――それもたいがい極く短かい期間だそうですがね――その期間に、稀れにこんなふうな皮膚になることがあると言うんです...
三好十郎 「肌の匂い」
...外部の色々の障碍(しょうがい)にすらも...
柳田国男 「海上の道」
...多分は障碍(しょうがい)という意味で...
柳田国男 「山の人生」
...すべての碍障(げしょう)に阻(はば)められず...
吉川英治 「親鸞」
...――と六音のうちに、何百何千の人間のたましいが一声ごとに洗われてゆくように、そして、無碍(むげ)、無我――から無心にまで澄んでゆくように、樹波(きなみ)の声のうちに、くりかえされているのだった...
吉川英治 「親鸞」
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