...私のやうな碌でもない法律家にお聞きなさるよりはね――ノラ 貴方のご用といふのは?クログスタット たゞ...
ヘンリック・イブセン Henrik Ibsen 島村抱月譯 「人形の家」
...荒つぽい碌でもない事を教へるからで御座いませう...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...碌でもない子を幾腹(いくはら)も産(う)ませるなんざ僭上の沙汰だよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...最近出獄したばかりだったという碌でもないことまで露見し...
久生十蘭 「カストリ侯実録」
...碌でもないものを買ってやるためで! それも何がためといえば...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...あの碌でもないオクサーナのことなんか...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...かう碌でもない活版刷の反古ばかり矢鱈に殖えた日には...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...おれが碌でもないところをほつつきまはつたり...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...「レヴコーの奴がいろいろと碌でもないことをお主に吹つこんで...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...碌でもないものばかり起きてくるので...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...皆碌でもない事ばかりだ...
二葉亭四迷 「平凡」
...あんな碌でもない酒をがぶ呑みするから悪いんだ...
牧逸馬 「土から手が」
...息子の碌でもない詩に書かれないやうに要心しやアがれツ!」「声が大きい...
牧野信一 「鏡地獄」
...碌でもない批評をして...
牧野信一 「蝉」
...何か碌でもないことを爲出(しで)かしやせんかと思ふとつた...
正宗白鳥 「入江のほとり」
...碌でもない原稿で報酬を得ても感謝する氣なんか無くなつてゐるが...
正宗白鳥 「私も講演をした」
...碌でもないことだろうと予想はしていたが...
宮嶋資夫 「恨なき殺人」
...あんな碌でもない規則のために苦労するにはおよばない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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