例文・使い方一覧でみる「砕ける」の意味
スポンサーリンク...玉は或は砕けるかも知れない... 
芥川龍之介 「続野人生計事」
...頸骨が砕ける可能性もあって...
梅崎春生 「狂い凧」
...ふと硝子の砕ける音がしたので...
薄田泣菫 「茶話」
...昼ならば磯に砕ける波の白いのも見えるであらうと思はれたが...
田山録弥 「海をわたる」
...折れ曲つた濁流の岩に当つて砕けるさまは...
田山録弥 「山間の旅舎」
...岸に打寄せて砕ける波が白く線を成して見えた...
田山録弥 「波の音」
...近くの渚に寄せて砕ける波頭（なみがしら）か...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...まあよかつた と思ふまもなくつぎの波が ざぶーん と砕ける...
中勘助 「銀の匙」
...おゝ！ 竜骨も砕けるがよい...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...谷水が紫気を帯びて砕ける...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...地響き打たせて浜に砕けるのを見ると...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...当って砕けるつもりじゃが...
火野葦平 「花と龍」
...おお……」彼はその関節が砕けるかと思うばかりに両手を打ち鳴らすと...
エルンスト・テオドーア・アマーデウス・ホフマン Ernst Theodor Amadeus Hoffmann 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...ざぶんざぶんと船腹に砕ける浪の音にもおどろきを感じなくなった...
本庄陸男 「石狩川」
...波を蹴たてて滑つて行く舟の舳先で砕ける飛沫が鮮やかに白く光るより他に目を射るものもないのだ...
牧野信一 「円卓子での話」
...そして花火の音が空に砕けると...
牧野信一 「村のストア派」
...令子は海面に砕ける月を見たい心持になって来た...
宮本百合子 「黒い驢馬と白い山羊」
...彼は彼女が笑ふと美しさが砕けるのを思ひ出した...
横光利一 「火の点いた煙草」
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