...T――村の生徒は石地蔵みたいな奴ばかりだと言はれても可いか?』子供等は笑つた...
石川啄木 「道」
...石地蔵を願いました...
泉鏡花 「悪獣篇」
...ソッと石地蔵のそばをはなれて...
江戸川乱歩 「怪奇四十面相」
...これも非常に古い石地蔵が立っていた...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...鳥居の影は石地蔵には射さない様じゃありませんか」「二三間横にそれているね」諸戸はがっかりした調子で云った...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...石地蔵のような皮膚の色をして...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「むかでの跫音」
...「月細く小雨にぬるる石地蔵」「酒しぼるしずくながらに月暮れて」「塩浜にふりつづきたる宵(よい)の月」「月暮れて雨の降りやむ星明かり」以上いずれも雨の月であるが...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...丁度子供を抱いてる石地蔵のように見える...
豊島与志雄 「反抗」
...堂の中の石地蔵は頭の上にまで...
直木三十五 「南国太平記」
...背中に大きな石地蔵を一つ背負(しょ)っていることで...
中里介山 「大菩薩峠」
...背中の石地蔵を作事小屋の中へ運び入れて...
中里介山 「大菩薩峠」
...世の中で石地蔵が一番偉いことになってしまう様だねと云って...
夏目漱石 「それから」
...馬の繋(つな)いであった傍(そば)にある石地蔵の前に連れて行くと...
夏目漱石 「彼岸過迄」
......
野口雨情 「雨情民謡百篇」
...「石地蔵と心中は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...石地蔵を抱いたせいか斑々たる皮下出血です...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...告げ口をしたのが境内の石地蔵であった...
柳田国男 「雪国の春」
...「そんなにうしろ向きに石地蔵を置いたように突っ立ってないで...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
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