...T――村の生徒は石地蔵みたいな奴ばかりだと言はれても可いか?』子供等は笑つた...
石川啄木 「道」
...石地蔵を願いました...
泉鏡花 「悪獣篇」
...第一〇二項 霊汗地蔵志州波切村に霊汗地蔵と名づくる石地蔵がある...
井上円了 「おばけの正体」
...首のもげた石地蔵だとか...
江戸川乱歩 「怪奇四十面相」
...念の為に烏帽子岩と石地蔵の位置を示す略図まで...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...烏帽子岩の鳥居の影と石地蔵とが一つになる時という意味だ...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...殆ど石地蔵と肩を並べる高さに達した...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...石地蔵のような皮膚の色をして...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「むかでの跫音」
...そのまゝ樹下(きのもと)に立せ玉ふ石地蔵※(いしのぢぞうぼさつ)の前(まへ)に並(なら)びたちながら...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...門口(かどぐち)に大きな石地蔵のある寺の本門の前まで往ったが...
田中貢太郎 「赤い花」
...堂の中の石地蔵は頭の上にまで...
直木三十五 「南国太平記」
...世の中(なか)で石地蔵が一番偉(えら)いことになつて仕舞ふ様だねと云つて...
夏目漱石 「それから」
...道ばたの石地蔵さんの前に...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...何と言っても石地蔵が一番であった...
柳田国男 「年中行事覚書」
...六体の石地蔵に着せ申して還って来る...
柳田国男 「年中行事覚書」
...また路傍の石地蔵(いしじぞう)のもっとも霊験(れいげん)のあるというのを...
柳田国男 「母の手毬歌」
...石地蔵が和尚に告げ口をしたために常陸かいどうの身の上が露(あらわ)れた...
柳田国男 「山の人生」
...なんちゅうこんだ」石地蔵の脇からこっちへ来る五人の娘たちが見えた...
山本周五郎 「似而非物語」
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