...心の友に、――我昔所造諸惑業、皆由無始貪瞋痴、従身口意之生、一切我今皆懺悔、こゝにまた私は懺悔文を書きつけます、雪が――雪のつめたさよりもそのあたゝかさが私を眼醒ましてくれました、私は今、身心を新たにして自他を省察してをります...
種田山頭火 「行乞記」
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種田山頭火 「松山日記」
...しかし、この穏かな平和な田舎(ゐなか)も、それは外形だけで、争闘、瞋恚(しんい)、嫉妬(しつと)、執着(しふぢやく)は至る処にあるのであつた...
田山花袋 「ある僧の奇蹟」
...……そうして心の中は瞋恚(しんい)の焔(ほのお)に燃えたり...
近松秋江 「霜凍る宵」
...120やがて未曾有のおほいなる憤怒瞋恚は恐るべく...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...ますます復讐の瞋恚(しんい)に燃えて...
コナン・ドイル 三上於莵吉訳 「空家の冒険」
...眼を瞋(いか)らして竜之助を睨(にら)んで...
中里介山 「大菩薩峠」
...大千世界を焼き亡ぼすの瞋恚の炎といえども...
中里介山 「大菩薩峠」
...けたたましい動物の叫(さけ)びと共に眼(め)を瞋(いか)らして跳(と)び込(こ)んで来た青年と...
中島敦 「弟子」
...畜生ツ」お組の爆發する嬌瞋(けうしん)の前に八五郎はまことに散々です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...瞋恚の爪を剥いて...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...皆先身瞋恚(はらたて)心(こころ)曲(まが)り端大(たんだい)ならずして布施を行せしにより今竜と生まる...
南方熊楠 「十二支考」
...『僧護経』にいわく竜も豪(えら)いが、生まるる、死ぬる、婬する、瞋(いか)る、睡(ねむ)る、五時(いつつのとき)に必ず竜身を現じて隠す能わず...
南方熊楠 「十二支考」
...王瞋(いか)りて彼を殺さんとしたが...
南方熊楠 「十二支考」
...〈瞋恚(しんい)闘諍間...
南方熊楠 「十二支考」
...そういうのは瞋恚(しんい)といって...
山本周五郎 「ゆうれい貸屋」
...瞋恚(しんい)の人の胸にも似る乱れ雲は...
吉川英治 「剣難女難」
...インカは眼を瞋らせ眉を顰めて答えた...
和辻哲郎 「鎖国」
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