例文・使い方一覧でみる「着流し」の意味
スポンサーリンク...私は和服の着流しで故郷の野原を... 
太宰治 「十五年間」
...人相だってよくないし、服装だって、和服の着流しで、だらしがない...
太宰治 「正義と微笑」
...華美な和服の着流し...
太宰治 「春の枯葉」
...もうこの頃では稽古（けいこ）に行くにも着流しのまましゃなりしゃなりと出かけると云う風で...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...―――四人の男は浴衣（ゆかた）の着流しで...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...出て見るとまだ若い学生のような人であるが、無帽の着流しで、どこかの書生さんといった風体である...
寺田寅彦 「俳諧瑣談」
...日本服の着流しにあぐらを組み...
豊島与志雄 「塩花」
...北村は単衣の着流しの足を留め...
豊島与志雄 「自由人」
...薩摩飛白の着流しの上に...
直木三十五 「南国太平記」
...着流し散髪（ざんぱつ）の男がいかにも思いやつれた風（ふう）で足許（あしもと）危（あやう）く歩み出る...
永井荷風 「すみだ川」
...意気な何時（いつ）もの着流しよりもぐっと丈（せい）の高く見える痩立（やせだち）の身体（からだ）は危（あやう）いまでに前の方に屈（かが）まっていた...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...着流しで町を歩いているところを見つかると...
中谷宇吉郎 「若き日の思い出」
...荒い縞（しま）の着物をぞろりと着流して...
夏目漱石 「明暗」
...素袷（すあわせ）を着流した痩せた男...
野村胡堂 「踊る美人像」
...着流しの玉井金五郎が...
火野葦平 「花と龍」
...着流しの男、抜刀を背後にかくす...
三好十郎 「斬られの仙太」
...着流しのまま威儀を正した...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...和服を着流した四十格好の役者のような美男子が出て来て...
和辻哲郎 「夢」
便利！手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう？？