...四方を眺むれば橋の袂に焼くもろこしの匂い...
饗庭篁村 「良夜」
...我がカムパニアの野を飛びゆく輕き霧を眺むる間...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...オイゲン・クロアサン秋けふつくづくと眺むれば...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...全形を眺むることは出来なかった...
大下藤次郎 「白峰の麓」
...中れりと一笑して、且つ飮み、且つ眺む...
大町桂月 「南洲留魂祠」
...しかして我は眺むべし...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...而して此事に君ら意あらば)眺むべし...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...汝また舟と陣營あとにして 145イリオン城に逃れ去る彼等の姿眺むべし...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...玄関に入り来る人々を眺むるに...
徳富盧花 「燕尾服着初の記」
...なつかしき眼差に 人を眺む...
豊島与志雄 「現代小説展望」
...この二つの見解は作品を眺むる眼の据え場所の相違から自然に出て来る...
豊島与志雄 「ヒューメーンということに就て」
...神田お茶の水の昌平坂(しょうへいざか)は駿河台(するがだい)岩崎邸門前(いわさきていもんぜん)の坂と同じく万世橋(まんせいばし)を眼の下に神田川(かんだがわ)を眺むるによろしく...
永井荷風 「日和下駄」
...夕立おそい来(きた)る時窓によって眺むれば...
永井荷風 「夕立」
...本来の目的はこのグロテスクを眺むることではなく...
中里介山 「大菩薩峠」
...光り蟲しげく跳びかへる夜の海の青き面をや眺むらむあてなき瞳遠く放たれ息らひたまふ君が側へに寄りそへるに浪はやさしくさしきたりまたひき去る浪遠き渚に海月のひもはうちふるへ月しらみわたる夜なれや言葉なくふたりさしより涙ぐましき露臺の椅子にうち向ふこのにほふ潮風にしばなく鴎鱗光の青きに水流れ散りてやまずせかれぬ戀魚の身ともなりぬれば今こそわが手ひらかれ手はかたくあふるるものを押へたり...
萩原朔太郎 「歡魚夜曲」
...眺むれば夜の都は脚下に展開して居る...
村山槐多 「悪魔の舌」
...また只管(ひたすら)にめでたしとも眺むめれど...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...広々と山から山の根を浸した湖の面を坐りながらに眺むる事が出来た...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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