例文・使い方一覧でみる「真っ赤」の意味
スポンサーリンク...ピチピチと板のはぜる音と共に、ふたの隙間から、真っ赤な光が、地獄の稲妻の様に、チラ、チラと棺の中を照らし始めた... 
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...一歩部屋を出るとやはり眼を真っ赤にした二人ばかりの侍女が...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...突然べっとりと真っ赤な血が！「ど...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...続いて真っ赤なものがまたどっと！喀血（かっけつ）であった...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...突然顔を真っ赤にして...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...そしてジャン・ヴァルジャンの荒々しい顔は真っ赤な光で赤く照らされていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...真っ赤な顔をしてフウフウ言っているのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...燃えるような真っ赤な顔をして...
平林初之輔 「アパートの殺人」
...つづいて反対の方角から打ち揚げられたは真っ赤な真っ赤な硝子玉（びいどろだま）で...
正岡容 「小説 圓朝」
...真っ赤になってあやまってほうほうの体でそこをとびだすと今度はまたその隣の家の格子戸を開けかけたりして三度めにやっと自分の家へ帰ってきたのですが...
正岡容 「初看板」
...真っ赤になってスゴスゴ楽屋へ下りた...
正岡容 「寄席」
...祝花火を巨（おお）きく真っ赤に...
正岡容 「寄席行燈」
...甲山の秋はすでに濃く、うるしの木は、真っ赤だし、黄いろい葉には、霜があった...
吉川英治 「上杉謙信」
...そして、真っ赤な炎が、すべての狭間からいちどに噴きだしていたのである...
吉川英治 「篝火の女」
...渭水のながれは真っ赤だった...
吉川英治 「三国志」
...血しおに等しい川波が真っ赤に立つ...
吉川英治 「新書太閤記」
...脚（あし）を切られた蛸（たこ）みたいに真っ赤なものが...
吉川英治 「松のや露八」
...真っ赤な古法衣（ふるごろも）を頭から被（かぶ）せられて...
吉川英治 「源頼朝」
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