...一見して性格の相反する二人はどういう点で意気投合したのか...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...世人は一般に動と静とを相反するものとして...
丘浅次郎 「境界なき差別」
...多くは戦争と平和とを相反するもののごとくに見なし...
丘浅次郎 「戦争と平和」
...およそ世の投機的商才とは全然相反する誠実と辛抱の結果として...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...これはどうもそれらの父兄の表向き説くところと日常の行いが相反するのを幼児から見せつけられるのと...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...それは利益と正義とに相反する制度でなければならぬ...
レオン・ワルラス Leon Walras 手塚壽郎訳 「純粋経済学要論」
...二つの相反する極として対立するのである...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...さてAの運動量A×AcはBの運動量B×Bcと相等しく且つ運動の方向は相反するからして...
戸坂潤 「エマヌエル・カント『自然哲学原理』解説」
...併し相反する二つの極端であるにも拘らず...
戸坂潤 「科学方法論」
...行為と直観とは何処までも相反するということができる...
西田幾多郎 「絶対矛盾的自己同一」
...過去の諸事象の相反する事実は...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...「相反する」複数の原因に由来するものとの他に...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...複数の実例が相互に相反する場合や...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...人間の最も快い最も自然な状態である健康と相反するにもかかわらず...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...シュトリヒは歴史への相反する関係のうちに浪漫的と古典的とのひとつの明確な対立点を見出す...
三木清 「ゲーテに於ける自然と歴史」
...それが習慣と相反する方向のものであるということに基いている...
三木清 「人生論ノート」
...定めない・いな時には相反する・空想との記録なのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...こう相反する二つの信雄観は...
吉川英治 「新書太閤記」
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