...これを円融相即の見解というべきである...
井上哲次郎 「明治哲学界の回顧」
...始めて不思議にも生死交徹(こうてつ)相転換してその相入相即が実証せられるのである...
田辺元 「メメント モリ」
...しかも両者の相入相即の交互的転換に依る自覚が...
田辺元 「メメント モリ」
...生の表と相即相入して自覚せられるのである...
田辺元 「メメント モリ」
...高度国防国家の完成と最低生活の保証とは相即不離であることを痛感する...
種田山頭火 「一草庵日記」
...当相即道を体解せよ...
種田山頭火 「其中日記」
...カントは実は経験と知覚とを相即しているのであるがこの相即は少くとも疑問でなければならぬ)...
戸坂潤 「カントと現代の科学」
...両者が無に於て相即するのである...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...その相即のさせ方によっては哲学自身の...
戸坂潤 「思想としての文学」
...又それを Qualitt という言葉と相即したのは...
戸坂潤 「範疇としての空間に就いて」
...だが之を以て学と実践との統一とか相即とかと思ってはならぬ...
戸坂潤 「再び科学的精神について」
...純粹形相即ちイデアは他者性より切離されたる從つて純粹なる自己性を意味する客體である...
波多野精一 「時と永遠」
...情景相即した趣きの深い歌である...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...活差別相即活平等相なりといふ...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...こは審美上に圓融相即の法門を開いて...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...用との相即なくして工藝美はあり得ない...
柳宗悦 「工藝の道」
...正しい工藝においては真に用美相即である...
柳宗悦 「工藝の道」
...一相即ち無相に居るのが吾々の実相なのである...
柳宗悦 「民藝四十年」
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