...剛蔵必しも剛直人でなく...
萩原朔太郎 「名前の話」
...昨日の当直人と代り...
北條民雄 「続癩院記録」
...さうでなければだいたい当直人の昼間の仕事は以上のやうなものである...
北條民雄 「続癩院記録」
...辰男君床の間に蚕を飼ふよく眠る御蚕に大幅懸りけりふらこゝを掛けて遊ぶや神の森鞦韆にしばし遊ぶや小商人代馬や又廻り来し草の門遠き祖の墳墓のほとり耕しぬ炉塞や一枝投げさす猫柳炉塞いでしとね並べぬ宿直人炉塞いで人逍遙す挿木垣青々と挿木の屑の掃かれけり一鍬の田の土盗む挿木かな口とぢて打ち重りつ種俵種まくや火の見梯の映す水に種俵大口あけて陽炎(かげろ)へり守水老...
前田普羅 「普羅句集」
...彈竹の名は既に明治十九年(1886)に出版せられた片山直人氏の『日本竹譜』にモウソウチクの漢名として引用してあるが...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...反対に「伊井直人」で「薙刀(なぎなた)の尻手」と言うべきを...
正岡容 「わが寄席青春録」
...非職勅任判事阪直人氏の宅の事である...
森鴎外 「半日」
...――むかし清洲の若ざむらい仲間に、犬千代といわれた頃の前田どのは、名うての乱暴者で聞えていた人でしたが――変れば変るもの、近頃は、律義人(りちぎじん)といえば、又左どのか、実直人といえば、前田どのかと、すぐ人も頷(うなず)くほどに信ぜられておりまする...
吉川英治 「新書太閤記」
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