...とにかく一刻も早く吉松殿にお目通りいたしたい...
秋田雨雀 「三人の百姓」
...ちょうど目通りのところにあるいちめんに水気で曇った眼窓(めまど)を長い袖(そで)で押しぬぐって...
有島武郎 「或る女」
...あたりの立木がみんな目通りの高さからぽきぽき折り倒され...
永井隆 「長崎の鐘」
...直(じか)にお目通りを致さねば申し上げられないことなのだそうでございます...
中里介山 「大菩薩峠」
...畏(かしこ)くも天子様の御親類に当る身分の高いお方でいらっしゃいます――お目通りをしてお置きなさい」と言って...
中里介山 「大菩薩峠」
...お目通りは叶わないよ」お滝は以(もっ)ての外(ほか)の見幕です...
野村胡堂 「大江戸黄金狂」
...此方から行つてお目通りを願ふとしようか」平次は氣輕に立つて階下へ降りました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お目通りさせます...
火野葦平 「花と龍」
...一緒にお目通りまで...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...目通りを許されず...
森鴎外 「文づかい」
...お目通りしましたが」「あの姫を...
吉川英治 「三国志」
...お目通りねがっておくがよろしかろう」「は」「お辺は鎌倉入りの殊勲者(しゅくんしゃ)...
吉川英治 「私本太平記」
...信長様にお目通りをねがい...
吉川英治 「新書太閤記」
...跡部大炊介(あとべおおいのすけ)が目通りに拝伏して...
吉川英治 「新書太閤記」
...筑前守様にお目通りをして...
吉川英治 「新書太閤記」
...目通りに出ると面(おもて)をおかして...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...お目通りにも出られぬ」悦之進は...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...「鎌倉殿へお目通りしたいという事だが...
吉川英治 「源頼朝」
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