...ごく小さな事でも目新しい事件の起こる事のみが待ち設けられていた...
有島武郎 「或る女」
...220P.177――文例――1.人間の頭腦の諸活動はその大規模なる關聯に於て悦ばしき總體を構成してゐる2.私は貴君に目新しい重要事を告げなくてはならぬ...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...なにも目新しいものは見つからなかったらしい...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「オスカー・ブロズキー事件」
...修道僧には目新しい経験であつた...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「とけない問題」
...しかし本来はやはり客観的の真実の何かしら多少でも目新しい一つの相を提供しなければ随筆という読物としての存在理由は稀薄になる...
寺田寅彦 「雑記帳より(2[#「2」はローマ数字、1-13-22])」
...時々西洋へ出かけて目新しい機械や材料を仕入れて来ては田舎学者の前でしたり顔にひけらかすようなえらい学者でノーベル賞をもらった人はまだ聞かないようである...
寺田寅彦 「猫の穴掘り」
...又目新しい処であると考える...
戸坂潤 「読書法」
...私は錦町からの帰途桜田御門(さくらだごもん)の方へ廻ったり九段(くだん)の方へ出たりいろいろ遠廻りをして目新しい町を通って見るのが面白くてならなかった...
永井荷風 「日和下駄」
...目新しいところを二三枚買い込んで...
中里介山 「大菩薩峠」
...女は容色の衰へをかくす為に目新しい扮装(ふんさう)をさがして移つてあるく...
平出修 「畜生道」
...とにかく英国では目新しい...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...こんなことは別に目新しいことじゃない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...その週は何も目新しいものはなかったが...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...目新しい景色は、何時迄見て居てもあきなかつた...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...別に目新しい景色でもありません...
三好十郎 「歩くこと」
...早くも「民藝」という目新しい言葉は...
柳宗悦 「民藝四十年」
...自分たちの生活を標準として何か目新しい衣食住の模様替(もようが)えを工夫し...
柳田国男 「木綿以前の事」
...頗(すこぶ)る目新しい西欧風の図案がモールや刺繍(ししゅう)となって...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??