...目ぼしい支那の革命家は...
芥川龍之介 「湖南の扇」
...中でも目ぼしいのは...
芥川龍之介 「偸盗」
...中へとびこんで何か目ぼしい品物を取出そうとあせったけれど...
海野十三 「鞄らしくない鞄」
...節子の箪笥(たんす)に目ぼしい着物がなくなったと見るや...
太宰治 「花火」
...多くの中から目ぼしい若者を養子に抜いてゆくのであろう...
長谷川時雨 「大丸呉服店」
...大抵目ぼしい、小作人組合の主だった、(ならず者ども)は、残らず町の刑務所へ抛り込まれてしまった...
葉山嘉樹 「乳色の靄」
...目ぼしい荷物は持つて行きますが...
原民喜 「災厄の日」
...目ぼしい家ならたいてい知っています」「望楼のすぐ下...
久生十蘭 「だいこん」
...目ぼしい地主たちのことを訊ねた――誰々(だれだれ)は農奴を幾人もっていて...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...何か目ぼしい事件があると忘れずにそれをつけさせたし...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...三十何年の間つれ添うて内儀さんに奢ってやった目ぼしいものといえばまあこの袷ぐらいなもの...
矢田津世子 「神楽坂」
...兜の金具の目ぼしいを附けおるを打ち止めなされよ...
山田美妙 「武蔵野」
...「きさまの持つてゐる目ぼしい地所や家蔵(いへくら)を寄越(よこ)せ...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...少ない女の目ぼしいところは...
吉川英治 「大岡越前」
...洛中の目ぼしい富豪を片っぱしから襲わせた...
吉川英治 「三国志」
...目ぼしい貨財を若い者に運ばせる...
吉川英治 「新・水滸伝」
...十日ほどの間に目ぼしい所を大体回ってしまうような...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...目ぼしいキリスト教の敵が大勢死んだ...
和辻哲郎 「鎖国」
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