...その対照はあまりにも目ざましい...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「ウェストミンスター寺院」
...目ざましが午後十二時をうった...
海野十三 「今昔ばなし抱合兵団」
...幾多の波瀾を経た後格別目ざましい事も無しに現在ある通りの状態である...
高浜虚子 「落葉降る下にて」
...来月は君の独舞台(ひとりぶたい)で目ざましい奴を出し給え...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...それまでおちついたキラキラ光る目をそそぎながらまつたく静かに立つていた東洋の紳士の態度に目ざましい変化が起つたからであつた...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「手早い奴」
...優者の進歩の速度は始めには目ざましいように早い...
寺田寅彦 「厄年と etc.」
...二山脇玄内の跳梁(ちょうりょう)はそれからまた一段と目ざましくなりました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...そうしたすべてのことをひどく急いで考えていると――ちょうど目ざまし時計が六時四十分を打った――...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「変身」
...力量の目ざましさにうたれる宗達が...
宮本百合子 「あられ笹」
...特別に早く起きねばならない朝は、目ざまし時計に、「高い山から」を歌はせて目を醒まして、下女を起す位の事はする...
森鴎外 「半日」
...形よりも色と斑紋(はんもん)の変化が目ざましく...
柳田国男 「海上の道」
...あなたの目ざましい働きぶりを見られ...
吉川英治 「三国志」
...目ざましい抗戦もせず総退却してしまった...
吉川英治 「三国志」
...敵ながら目ざましい者だ...
吉川英治 「三国志」
...鎌倉入りの目ざましいおはたらきには...
吉川英治 「私本太平記」
...目ざましき織田勢の働き振りに較(くら)べて...
吉川英治 「新書太閤記」
...豪毅(ごうき)勇壮で目ざましかろうが...
吉川英治 「源頼朝」
...――次!」と、呼ばわりながら、紺屋の干し場で、大勢に稽古をつけている姿は、なおさら、目ざましかった...
吉川英治 「宮本武蔵」
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