...自然主義以後の文壇に最も目ざましき傾向なるべしと...
芥川龍之介 「骨董羹」
...目ざましいものがある...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...そのおかげで十九世紀の初頭には物化学の目ざましい進歩が実現するようになったのでした...
石原純 「ラヴォアジエ」
...懐中時計や、腕時計はべつですが、目ざまし時計も、ハト時計も、オルゴール入りの大理石の置き時計も、正面にある、二メートルほどの大振り子時計も、大小無数の時計の針が、いっせいに正五時をさしているありさまは、何かしらお化けめいて、ものすごいほどでした...
江戸川乱歩 「少年探偵団」
...座敷の雨戸の中で目ざましの音がじり/\と鳴つた...
鈴木三重吉 「桑の実」
...『目ざまし草』の大家連も...
田山録弥 「明治文学の概観」
...夏の天に目ざましい変化があれば...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...其後「命の洗濯」「旅行日記」「目ざまし草」など追々爺さんから自著の冊子を送って来た...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...ここからフランスに於ける(否世界に於ける)数学・力学・物理学の目ざましい発達が起こった...
戸坂潤 「科学論」
...目ざましが新たに打つのを聞いて...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「変身」
...目ざましい強慾ぶりを発揮する...
久生十蘭 「白雪姫」
...目ざましいほど昂奮して...
久生十蘭 「蝶の絵」
...周圍に對して目ざましい程ずんずん伸び出した...
福士幸次郎 「太陽の子」
...目ざましいほど水の色をかえるのであった...
本庄陸男 「石狩川」
...どの花だって咲いた最初に目ざましい気のしないものはないが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...連之助の業界に於ける名声は目ざましいものだときいている...
矢田津世子 「※[#「やまいだれ+句」、第4水準2-81-44]女抄録」
...いわゆる人形ネブタの目ざましい発達は...
柳田国男 「年中行事覚書」
...目ざましい緑や、巨大な棕櫚の樹や、そして風は花をつけた大樹を搖り動かして、臙脂色の花瓣が驟雨のやうに地に落ちて、會堂の内までも舞ひ込んだ...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
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