...目ざとく木村の見ているのに気がついて...
有島武郎 「或る女」
...岡は目ざとくもそれを見て取って...
有島武郎 「或る女」
...目ざとく自分を認めた...
伊藤左千夫 「去年」
...目ざとく見つけたおかみさんは...
ハーバート・ジョージ・ウエルズ 海野十三訳 「透明人間」
...「あっ、船長」ノーマ号の火夫(かふ)の一人が、目ざとく、二人をみつけた...
海野十三 「火薬船」
...」目ざとく、それを見つけた羽柴少年が、桂正一君にささやきました...
江戸川乱歩 「少年探偵団」
...目ざとくそれをたしかめて...
江戸川乱歩 「青銅の魔人」
...町内の顔役たちが目ざとく見つけ...
太宰治 「新釈諸国噺」
...闇(やみ)にまぎれて知らぬ振りで行き過ぎようとしたが、老婆は目ざとく、「アラ旦那...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...それを目ざとく見付けて...
中谷宇吉郎 「比較科学論」
...何んか入つてゐるぢやありませんか」八五郎は目ざとくも何にか見付けた樣子です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...あんなに目ざとく袋を見つけた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...目ざとくも遠くから蓙掛(ござが)けの幌馬車(キビートカ)を見つけた叔母さんは...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...その風變りな家に見とれてゐる私たちの姿を目ざとく認めると...
堀辰雄 「旅の繪」
...そのとき私は目ざとく...
堀辰雄 「三つの挿話」
...目ざとく振り返った末造と...
森鴎外 「雁」
...金吾も目ざとく九兵衛を見つけて...
吉川英治 「江戸三国志」
...先は目ざとく見つけて...
吉川英治 「私本太平記」
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