例文・使い方一覧でみる「盗み見」の意味
スポンサーリンク...「まずい」貞世はちらっと姉をにらむように盗み見て... 
有島武郎 「或る女」
...（茶番（ちゃばん）を一々本気にしてやがる）並んで歩く高城の顔を盗み見ながら...
梅崎春生 「日の果て」
...帆村の顔をちらりと盗み見した...
海野十三 「地獄の使者」
...志々度博士の方を盗み見た...
海野十三 「第五氷河期」
...明智は何故か三谷青年の顔を盗み見た...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...彼の様子を盗み見た...
大倉※［＃「火＋華」、第3水準1-87-62］子 「黒猫十三」
...患者ひとりひとりを盗み見いたしましたが...
太宰治 「皮膚と心」
...妙に何か言いたげの様子で人の顔ばかり盗み見ている...
橘外男 「令嬢エミーラの日記」
...女も悲しそうな眼をして毅の顔を盗み見た...
田中貢太郎 「柳毅伝」
...無理にも盗み見の興を催させるような記事は一つもない...
中里介山 「大菩薩峠」
...病人が医者の切開刀を盗み見るほどの神経がないとすれば...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...お互の顔をそっと盗み見ております...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...グライドはジョージ卿の顔をちらと盗み見た...
フレッド・Ｍ・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「悪の帝王」
...法螺忠がさっきから折に触れてはこちらの顔を憎々しそうに盗み見るのは...
牧野信一 「鬼涙村」
...いつの間にか枕へ顔を押付けたまんま薄目をひらきときどきチラリチラリとその義兄の当惑顔を盗み見していた...
正岡容 「小説 圓朝」
...師匠のほうをチラと盗み見た...
正岡容 「寄席」
...間で盗み見されることがあやぶまれて細かには書けなかったのである...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...あたりの人を盗み見るように...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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