...居所に依つて気分の異なるは事実である...
市島春城 「読書八境」
...科学が科学以外の学と異なる根本はどこにあるかと云えば...
寺田寅彦 「文学の中の科学的要素」
...同一の原因が時の異なるに従って異る結果を惹き起こすことが出来る場合(第一の場合)...
戸坂潤 「科学方法論」
...破獄を企てつつ宇津木兵馬を助け出した奇異なる浪士であります...
中里介山 「大菩薩峠」
...肉體(からだ)を燒(や)くお灸についての異なる感じである...
長谷川時雨 「お灸」
...異なる観念を持つに至るのだ...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...同時に行う活動どうしが全く異なる性質の場合...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...我々の知覚と異なる特別な何かとされた場合...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...その異なる所は道徳を不用なりというには非ず...
福沢諭吉 「小学教育の事」
...仏教と異なるところはない...
牧野富太郎 「植物知識」
...調子異なる他の一声を聞いて進み始む...
南方熊楠 「十二支考」
...従って地震の前から平素と異なる行動をすることが期待されるが...
武者金吉 「地震なまず」
...相似ているともまた相異なるとも考えている...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...同じ一つの語音で異なる動詞...
柳田国男 「海上の道」
...他の多くのものと異なる點は...
柳田國男 「兒童語彙解説」
...それと異なるものは即(すなわ)ち皆方言と考えられているらしいが...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...ただ異なるところは...
和辻哲郎 「鎖国」
...種類の異なる美に対しては我々は一々別種の標準をもって臨(のぞ)まなくてはならぬ...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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