...永くベーメンに留まる事が出来ず...
石原莞爾 「戦争史大観」
...蜻蛉(とんぼ)も留まるまい...
泉鏡花 「婦系図」
...私に向い合っている少年の姿に眼が留まると...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...去るものは去り留まるものは留まりて...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...母は真中の洋卓(テエブル)まで来て立ち留まる...
夏目漱石 「虞美人草」
...けれども毫(ごう)も留まる気色(けしき)がない...
夏目漱石 「自転車日記」
...そこで留まると思いのほか...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...しかし御常は其所(そこ)で留まる女ではなかった...
夏目漱石 「道草」
...留まる事も休む事もなかった...
夏目漱石 「門」
...親分」お栄はわずかに踏み留まると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...第六章 無時間性二七吾々はなほ文化的生の領域に留まる...
波多野精一 「時と永遠」
...しかも依然自ら絶對性に留まるのである...
波多野精一 「時と永遠」
...しかしながらこの生の留まる間は死は到來する事實ではなく...
波多野精一 「時と永遠」
...船が留まると、直ぐに番兵が整列して、囚人の陸揚げに着手した...
コロレンコ Vladimir Galaktionovick Korolenko 森林太郎訳 「樺太脱獄記」
...踏み留まる事が出来ません...
コロレンコ Vladimir Galaktionovick Korolenko 森林太郎訳 「樺太脱獄記」
...暫くしてまた留まるように見える...
シュニッツレル Arthur Schnitzler 森鴎外訳 「みれん」
...しばらくそこに留まる...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...殉教の覚悟を以て全部日本に留まることを決議した...
和辻哲郎 「鎖国」
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