...ちょっと立ち留まるだけにして...
大町桂月 「層雲峡より大雪山へ」
...私に向い合っている少年の姿に眼が留まると...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...雪子は暇乞(いとまご)い旁(かたがた)暫く本家に留まることになって...
谷崎潤一郎 「細雪」
...一と足違ひで裏口の方へ曲つて行つたのが眼に留まると...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...行く人と留まる人の間が六尺ばかり隔(へだた)っているだけで...
夏目漱石 「草枕」
...しかし御常は其所(そこ)で留まる女ではなかった...
夏目漱石 「道草」
...窓の前へピタリと留まると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...そのことの歸結として時は絶え間なき流動を示し存在はいつも未完成のままなる斷片的なる結局無意味なる状態に留まる...
波多野精一 「時と永遠」
...なほ殘り留まるであらう...
波多野精一 「時と永遠」
...もし学界と印刷技術が現在と同じ水準に引き続き留まるとしても...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...私には留まる権利がありませんし...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...留まること数日の後...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...霧渓はいかにして池田宗家に留まることを得たかと云ふに...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...都に留まるよりも好んで片田舎に杖を止めた上人のこと故...
柳宗悦 「民藝四十年」
...あくまで留まる容子は見えません...
吉川英治 「三国志」
...また留まる者もあった...
和辻哲郎 「孔子」
...講堂の横の扉のところで案内の僧が立ち留まると...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...彼はスペイン人の保護の下に留まることを選んだ...
和辻哲郎 「鎖国」
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