...「ここで申し述べることは畏れ多い次第でありますが...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...「日を背中にしておいでになることは畏れ多いことでございます...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...御殿では畏れ多いから俯向いて御飯を戴くのだと...
中谷宇吉郎 「御殿の生活」
...六波羅の貴き君らを知らぬとは畏れ多いぞ...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...僕は畏れ多いので遠慮はしたものゝ...
牧野信一 「魚籃坂にて」
...畏れ多い席ではまるでただ今厠(かわや)から出て参ったといわんばかりに...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...この偉大で全能な贈与者に対して畏れ多い...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...大公儀のご正判まで煩わしましては余りに畏れ多い次第...
吉川英治 「剣難女難」
...帝の鸞駕を拝すや、孔明は車から跳びおりて、「畏れ多い」と、地に拝礼し、伏していうには、「臣、不才にして、遠く征(ゆ)き、よく速やかに平(たいら)ぐるあたわず、多くの御林の兵を損じ、主上の宸襟(しんきん)を安からざらしむ...
吉川英治 「三国志」
...「畏れ多いことじゃが...
吉川英治 「新書太閤記」
...……勿体ない」「寔(まこと)に、畏れ多いことだ...
吉川英治 「新書太閤記」
...そちに訓(おし)えを乞うであろう」「何の畏れ多い」藤吉郎は...
吉川英治 「新書太閤記」
...身の縮むほど畏れ多い』呟(つぶや)いている足もとへ...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...また親王の雑色(ぞうしき)で名だかい蝉丸(せみまる)」「当代では」「畏れ多いおうわさでございますが...
吉川英治 「親鸞」
...こうした畏れ多いことのあってよいものか...
吉川英治 「日本名婦伝」
...「あまり畏れ多いし...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...下って足利氏(あしかがし)が世を暴奪(ぼうだつ)なし終った乱麻(らんま)の時代となっては偲(しの)び上げるも畏れ多いことながら...
吉川英治 「宮本武蔵」
...そのようなお偉いお方のお髯の先に触れることさえ畏れ多い分際であります上に...
レスコーフ Nikolai Semyonovich Leskov 神西清訳 「かもじの美術家」
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