...さすがに一種の畏(おそ)れを覚えつ...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...幾囘の解散をも畏れずと稱する硬派と...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...而も閣下は敢て之れを畏れずして其の所信を断行し...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...ほとんど神の裁きほどに超個人的なる民衆の広大な裁きに対する畏敬の念が...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...それが畏(おそ)れを滲ませているかぎり...
中井正一 「絵画の不安」
...それに多分の原始宗教的な畏怖(いふ)と哀感とが加わっているのである...
中島敦 「環礁」
...必ず君に畏怖嫌厭の情を起させるに決つてゐるからだ...
中島敦 「山月記」
...つぶさに苦楽をともにした畏敬する相棒(コオバン)...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...左程畏(おそ)れた様子もなく...
二葉亭四迷 「平凡」
...畏れ多い席ではまるでただ今厠(かわや)から出て参ったといわんばかりに...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...彼らを荘厳な神様の前に畏れかしこんで低頭平身させることである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...御同列は畏れ多い次第...
吉川英治 「江戸三国志」
...――と今までいかにも神妙らしく畏(かしこ)まっていた矢倉伝内は...
吉川英治 「剣難女難」
...天子の御名を畏(おそ)るるのみだ」「わかっております...
吉川英治 「三国志」
...勝家の口数にたいしても畏(おそ)るるかのように寡黙(かもく)であった...
吉川英治 「新書太閤記」
...皇土の畏れ濠端(ほりばた)から...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...「畏(おそ)れながら...
吉川英治 「親鸞」
...畏怖すべき薄明の中...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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