...「画題が難しい」と言われることがあります...
...私は「美しい自然」を画題にして絵を描きます...
...この作品の画題は「季節の移り変わり」です...
...画家は適切な画題を選ぶことが重要です...
...次回の展覧会の画題は「都市の風景」に決まりました...
...ですから画題も明治二十八年第四回内国博出品の「清少納言」や...
上村松園 「作画について」
...画題は〈楊貴妃〉それもあの湯上りの美しい肌を柔らかな羅(うすもの)に包んで勾欄(てすり)に凭れながら夢殿の花園を望んで見ると言った構図で...
上村松園 「芙蓉の花にも似た美しい楊貴妃を」
...ひとつは私の画題の十中の八...
上村松園 「髷」
...悩める友を見舞わんと鈴打ち鳴らして進む光景は実に絶好の画題である...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...このゆえに人物よりも山水花鳥を画題として好んで用いるようになった...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...新しい人にもおもしろい絵があったが人と画題を忘却した...
寺田寅彦 「昭和二年の二科会と美術院」
...二鈴木春信の好んで描けるこれら小説的恋愛の画題は奥村政信(おくむらまさのぶ)また石川豊信(いしかわとよのぶ)らのしばしば用ひたるものにして...
永井荷風 「江戸芸術論」
...国芳(くによし)らの画家に至つてはそれらの画題は忽(たちま)ち平凡となり最初春章の門人春英(しゅんえい)の作中に見たる幽霊の図の如きも文政(ぶんせい)天保(てんぽう)度(ど)の画家にあつては実に残虐を極むる血塗(ちまぶ)れの半死人にあらざれば満足せられざるに至れり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...またますます妖艶淫卑(いんぴ)の画題を選みき...
永井荷風 「江戸芸術論」
...東都名所の中(うち)その画題を隅田川花盛(はなざかり)となしたる図の如きを見よ...
永井荷風 「江戸芸術論」
...(余の友人板倉氏の説に国貞の風俗画の佳良なるものは歌麿の画題と布局とをそのままに模写したるもの多しとぞ...
永井荷風 「江戸芸術論」
...この種の画題を取り扱った画家はたくさんあって...
野上豊一郎 「レンブラントの国」
...それを訳して画題に示すのではないと思う...
藤島武二 「画室の言葉」
...今一つの新羅山人画には次の如き画題がある...
藤島武二 「画室の言葉」
...この抒情的な画題に対していだいている僕たちの観念がものの見事に粉砕せられてしまっているのだ...
堀辰雄 「大和路・信濃路」
...雅致ある漁船――至るところに好画題が満ち溢れてゐた...
牧野信一 「清一の写生旅行」
...足利時代に流行った「猿猴月をとる」という猿が片手を極端に伸ばしている画題があるが...
柳田国男 「故郷七十年」
...『慈悲光礼讃』という画題は...
和辻哲郎 「院展遠望」
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