...そして男らしい心に生まれた君は...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...男らしい活動が風を起す...
石川啄木 「初めて見たる小樽」
...男らしい決心がない...
海野十三 「深夜の市長」
...「あんたも男らしいもない...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...山を出された男らしい...
徳田秋聲 「籠の小鳥」
...そのほうが男らしいです...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...男らしい立派な行為であるという...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...下手人は餘程膽(きも)のすわつて居る男らしいが―」平次は何時までも剃刀を睨んで頸(くび)を捻(ひね)つて居りますが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...五十男らしい實體さで挨拶しました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「番頭の市五郎は喰えない男らしい...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...骨っぽい男らしい人柄を見上げる心持で居たお浜は...
野村胡堂 「芳年写生帖」
...そして確かりした男らしい人でしたわ...
葉山嘉樹 「セメント樽の中の手紙」
...「男らしい点だけでもましじゃないですか」「今度だって...
「一本の花」
...涙も何も乾いてしまって、男らしい、若々しい理知を眼の内に輝かしながら唇を噛んだ...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...その男らしい切れ目の長い眼に涙を一パイに浮かめた...
夢野久作 「継子」
...いかにも男らしい姿の下にかくれた彼の小兒のやうな純な心を見つけて...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...やがて彼を立派な男らしい姿に於いて...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...それが亭主の厨子野耕介(ずしのこうすけ)という男らしいのである...
吉川英治 「宮本武蔵」
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