例文・使い方一覧でみる「甲高い」の意味
スポンサーリンク...若い女の甲高い声が洩れて来た... 
池宮城積宝 「奥間巡査」
...ハチ切れた樣な甲高い笑聲がする...
石川啄木 「札幌」
...ハチ切れた様な甲高い笑声がする...
石川啄木 「札幌」
...何んて大きな観音様でしょう」とびっくりしたような甲高い声がした...
大倉※［＃「火＋華」、第3水準1-87-62］子 「魂の喘ぎ」
...甲高い声で拒否し...
太宰治 「たずねびと」
...」下品に調子づいた甲高い声だったので私は肩をすくめ...
太宰治 「皮膚と心」
...悦子の甲高い声がひびいて来るのを聞いていたが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...甲高い老人の笑いごえで笑いこけた...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「妻」
...富山さん」甲高い少年の聲が...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...琉球訛のある甲高い声でテキパキと応対し...
久生十蘭 「金狼」
...あなたではありません」と甲高い声で叫び立てた...
久生十蘭 「魔都」
...一齊に何やら甲高い聲で話し合ひ出した...
堀辰雄 「馬車を待つ間」
...そのあとヒイーと尾を曳いた異様に甲高い若い女の叫びといっしょに...
正岡容 「小説 圓朝」
...帰れ」ジーッと見ていた御隠居様はそのときまた呼子のような甲高い声を出して...
正岡容 「寄席」
...若い女たちが嬉々と笑いさざめく時、高座では青い狐の憑いたような万橘（まんきつ）がきっと、あの甲高い、はち切れたあけびの実みたいな声をあげて、あれは当麻（たいま）の中将姫だよやっとよーいやさあーれはありゃりゃんりゃんその最後のありゃりゃんを、ことさら、瓦斯（ガス）の灯の燃え沸（たぎ）るほど、ひとふし、張りあげてうたうのだった...
正岡容 「寄席行燈」
...よく透る甲高い声を廊下に響かせながらききかえした...
「海流」
...息苦しいくらい甲高い...
夢野久作 「少女地獄」
...鬚野（ひげの）さん……鬚野先生……センセ」どこからか甲高い...
夢野久作 「超人鬚野博士」
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