...それは一時道廳が懸賞を以つて退治したにも由るが...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...ウッカリ当局者が滑(すべ)らした口吻(くちぶり)に由ると不法殺人であって...
内田魯庵 「最後の大杉」
...その頃の父の同僚であって叔姪(しゅくてつ)同様に親しくした鈴木老人その他の話に由ると...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...二葉亭の日記に由ると...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...何でもよっぽど旨く行ったらしい……」とちょっと考えて「事に由るとロスの奴...
内田魯庵 「二葉亭余談」
...ある人の研究に由ると...
田山録弥 「西鶴小論」
...弟の話に由ると、鴨緑江を下るのが非常に好いと言ふことである...
田山録弥 「初冬の記事」
...開拓(かいたく)未だ行き渡り居らさるとに由る事大ならん...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...夫れ或はガリバルヂーに私淑する所あるに由るか...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...自ら画策施設したるもの頗る多し斯くの如きは抑も何の感ずる所あるに由る乎案ずるに...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...鼠を捕るのはただ本能に由るだけで...
豊島与志雄 「猫先生の弁」
...是等は元来人物の如何に由る可し...
福沢諭吉 「女大学評論」
...国に由るとアサシラゲともいわれる...
牧野富太郎 「植物記」
...併し假名に書くのは易きに由ると云ふのを本にすべきではあるまいかと思ひます...
森鴎外 「假名遣意見」
...そは人間の伝えと世の小学とに由るものなり(「コロサイ人への手紙」二の八)...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...おそらく兄の気持としては「甲辰の事」に由る本枝不和の問題はなによりも堪えがたい苦痛にちがいない...
山本周五郎 「新潮記」
...その結論に由ると...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...この温顔善弁の徳とに由るならんか...
與謝野禮嚴 「禮嚴法師歌集」
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