...彼女からの回答は生返事だった...
...彼はいつも生返事をする癖がある...
...生返事をするのは失礼だと思う...
...生返事を避けるために、よく考えてから返事をするようにしている...
...彼女に彼の気持ちを伝えたが、生返事をされてしまった...
...さも大儀そうな生返事をするか...
谷崎潤一郎 「客ぎらい」
...向うが退却しない限りは此方も根気よく生返事を繰り返しながら...
谷崎潤一郎 「蘿洞先生」
...房一は生返事をして...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...下駄っかけが生返事...
中里介山 「大菩薩峠」
...具合は」「ありがとう」「ちっとは好い方かね」「ええ――まあ――」と生返事(なまへんじ)をした時...
夏目漱石 「虞美人草」
...好(い)い加減な生返事(なまへんじ)をしたなり...
夏目漱石 「こころ」
...生返事(なまへんじ)をしただけで...
夏目漱石 「こころ」
...まあいいかげんな生返事(なまへんじ)をしていた...
夏目漱石 「三四郎」
...「夜分なら大抵御暇ですか」健三は生返事をしたなり立っていた...
夏目漱石 「道草」
...しかしその時は宗助がただうんと云う生返事(なまへんじ)を返しただけであった...
夏目漱石 「門」
...仕方がないからウンウンと生返事をしていた...
夏目漱石 「倫敦消息」
...私(わたし)は眠(ねむ)たさを堪(こら)へながら生返事(なまへんじ)をした...
南部修太郎 「一兵卒と銃」
...お力はうるささうに生返事をして何やらん考へてゐる様子...
樋口一葉 「にごりえ」
...その頃はお政も左様(さよう)さネと生返事...
二葉亭四迷 「浮雲」
...却つてどうでもいいんだといつたやうな生返事をしてゐる...
堀辰雄 「萩の花」
...島崎はかなりよいほどに生返事をしているのであったけれど...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...妙な懐疑的の生返事(なまへんじ)である...
吉川英治 「新・水滸伝」
...未練が出て今一度老婆に滯在のことを頼んでみたが生返事で一向埓(らち)があかず...
若山牧水 「比叡山」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??