...おのれは人間と生まれながら...
芥川龍之介 「きりしとほろ上人伝」
...ついに人をして生まれながら窃盗・詐偽の念を去り...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...生まれながらの殺人者の相貌(そうぼう)なのであろう...
江戸川乱歩 「影男」
...生まれながらにして...
丘浅次郎 「自然の復讐」
...苔虫類では生まれながらこの性質が備わっているから...
丘浅次郎 「理想的団体生活」
...人間がおのれの欲せざるところを他に施すという我欲を生まれながらに持っている以上は...
丘浅次郎 「理想的団体生活」
...出発において暗示されているのであり――生まれながらの諸性質の必然の結果でもある...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...ベエコンが生まれながらに持つ大胆と慎重の混合たる...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...女王さまのお生まれながらのうるわしき自然の御声音に接したいことでございます...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...生まれながらにしてすでに薄倖(はっこう)の運命を得てきたのである...
田山花袋 「田舎教師」
...生まれながらにして波濤の健児とならんものを...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...生まれながらの基本人権ということは...
蜷川新 「天皇」
...リストは生まれながらにして嫉妬(しっと)ということを知らなかったと言われている...
野村胡堂 「楽聖物語」
...きみは生まれながらの女優だ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...シルバデールは生まれながらの犯罪者だ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...生まれながら、ふさふさの白い皮膚を持っています...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...かく肩身の狭い日本に生まれながら...
南方熊楠 「十二支考」
...この義兄の生まれながらの薄命に比すれば...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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