例文・使い方一覧でみる「生まる」の意味


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...生まるべき者は必ず生まれそうに思われる...   生まるべき者は必ず生まれそうに思われるの読み方
芥川龍之介 「校正後に」

...生まるべきでない所に生まれて来たのだ...   生まるべきでない所に生まれて来たのだの読み方
有島武郎 「或る女」

...そうして晩秋に生まるる茸だけしっかりした形を保って中々腐れようとしない...   そうして晩秋に生まるる茸だけしっかりした形を保って中々腐れようとしないの読み方
飯田蛇笏 「茸をたずねる」

...またおおよそ神によりて生まるる者は世に勝つ...   またおおよそ神によりて生まるる者は世に勝つの読み方
内村鑑三 「デンマルク国の話」

...「天才は生まる、作られず」といったところで、如何(いか)なる天才も沙漠の中にヒョックリ生まれるものではない...   「天才は生まる、作られず」といったところで、如何なる天才も沙漠の中にヒョックリ生まれるものではないの読み方
津田左右吉 「偶言」

...死してはまた生き屍灰(はい)より生まるる不死鳥のわれ...   死してはまた生き屍灰より生まるる不死鳥のわれの読み方
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」

...その成果より生まるる香気と尊厳を...   その成果より生まるる香気と尊厳をの読み方
中井正一 「美学入門」

...二が消えて三が生まるるがために嬉(うれ)しいのではない...   二が消えて三が生まるるがために嬉しいのではないの読み方
夏目漱石 「草枕」

...世に生まるる男女の数は同様なる理なり...   世に生まるる男女の数は同様なる理なりの読み方
福沢諭吉 「学問のすすめ」

...酒屋に生まる私は戌の年で今年七十九歳になるのですが...   酒屋に生まる私は戌の年で今年七十九歳になるのですがの読み方
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」

...善心の報いで天に生まる...   善心の報いで天に生まるの読み方
南方熊楠 「十二支考」

...この人初め下野の田原てふ地に住み(あるいはいう大和の田原で生まる...   この人初め下野の田原てふ地に住み(あるいはいう大和の田原で生まるの読み方
南方熊楠 「十二支考」

...皆先身瞋恚(はらたて)心(こころ)曲(まが)り端大(たんだい)ならずして布施を行せしにより今竜と生まる...   皆先身瞋恚心曲り端大ならずして布施を行せしにより今竜と生まるの読み方
南方熊楠 「十二支考」

...布施した者この鳥に生まる...   布施した者この鳥に生まるの読み方
南方熊楠 「十二支考」

...また考証本にこの竜女を救うてその父から金餅を得た話の出処を挙げおらぬが、予は二十年ほど前に見出し置いたから出さんに、東晋の仏陀跋羅(ばーどら)と法顕共に訳せる『摩訶僧祇律』三十二にいわく、仏舎衛城に在(いま)す時、南方一邑(あるむら)の商人八牛を駆って北方倶(くしゃ)国に到り沢中に放ち草を食わしむ、時に離車種の者竜を捕り食うが一竜女を捕えた、この竜女布薩法(ふさつほう)を受けたれば殺心なく、鼻に穴開け縄を通して牽(ひ)かれ行く、商人竜女の美貌を見て慈心を起しとあるが、全体竜女は婉妍人間婦女の比にあらず、今もインドで男子をして魂飛び魄散ぜしむるほどの別嬪を竜女と称うる(エントホヴェンの『グジャラット民俗記』一四三頁)くらい故、この商人も慈心も起せばほの字でもありやしたろう、この商人離車に一牛を遣るからその竜女を放てというも聴かず、因って種々糶(せ)り上げて八牛で相談調い竜女を放った、商人こんな悪人はまた竜女を取るも知れぬと心配して、その行く方へ随って行くと一(ある)池の辺で竜が人身に変じ商人に活命の報恩にわが宮へ御伴(おとも)しようと言う、商人いわく汝ら竜の性卒暴、瞋恚(しんい)常なし、我を殺すかも知れぬから御伴は真(ま)ッ平(ぴら)と、竜女いわくわが力能(よ)くかの離車を殺すも我布薩法を受けた故殺さなんだ、いわんや活命の大恩ある人を殺すべきや、少しく待ちたまえといってまず入り去った、この辺竜宮の門あり、二竜を繋(つな)げり、商人その訳を問うと答うらく、この竜女半月中三日斎法を受く、わが兄弟二人この竜女を守る事堅固ならず、離車に捕わるるに及んだで繋がれいる、何卒(なにとぞ)救い助けたまえ、一体竜宮の飲食に種々ある、一度食うて一生懸って消化するもあり、二十年で消化するも七年でするもあれば、閻浮提(えんぶだい)人間の食もある、君もし宮に入って何に致しましょうと馳走の献立を伺われたら、閻浮提人間の食を望みたまえと、問わぬ事まで教えくれた、ところへ竜女来って商人を呼び入れ宝牀褥上に坐らせ何の食を食わんと欲するかと問うので、閻浮提人間の食を望んだ、すると竜女種々の珍饌を持ち来りさあお一つと来(く)る、商人今ここへ来る門辺に竜二疋繋がれあったが何の訳ぞと問うに、そんな事は問わずに召し上がれという、余りに問い返すので余儀なく彼は過ちある故殺そうと思うと答う、商人汝彼ら殺さずばわれ食事せん、釈(ゆる)さぬ内は一切馳走を受けぬと言い張ったので竜女も我を折り、直様(すぐさま)釈す事はならぬが六ヶ月間人間界へ擯出しようと言ってやがてかの二竜を竜宮から追い出した、商人竜宮を見るに種々の宝もて宮殿を荘厳す、商人汝かく快楽多きに何のために布薩法を受くるかと問うと、我々竜に五事の苦しみあり、生まるる時、眠る時、婬する時、瞋(いか)る時、死ぬ時、本身を隠し得ず、また一日のうち三度皮肉地に落ち熱沙身を暴(さら)すと答う、何が一番竜の望みかと問うと、畜生道中正法を知らぬ故人間道に生まれたいと答う、もし人間に生まれたら何らを求むるかと問うと、出家が望みと答う、出家を誰に就(つ)いてすべきかと問うと、如来応供(おうぐ)正知、今舎衛城にあって、未度の者を度し未脱の者を脱したもう、君も就いて出家すべしと勧めたのでしからば還ろうと言うと、竜女彼に八餅金(へいきん)を与え、これは竜金なり、君の父母眷属(けんぞく)を足(みた)す、終身用いて尽きじと言い眼を閉じしめて神変もて本国に送り届けた、宅では商人の行伴(つれ)来りてこの家の子は竜宮へ往ってしもうたと報(しら)せたので、眷属宗親一処に聚(あつ)まり悲しみ啼(な)く、ところへまたかの者生きて還ったと告ぐる者あり、一同大歓喜で出迎え家に入って祝宴を張った、席上かの八餅金を出して父母に与え、これは竜金で截(き)り取って更に生じ一生用いて尽きず、これを以て楽(らく)に世を過されよ、ただ願わくは父母我に出家を聴(ゆる)せと望み、父母放たざるを引き放ちて祇精舎(ぎおんしょうじゃ)に詣り出家したそうじゃ、竜女が殺さるるところを救うたのも、竜宮へ迎えて珍饌で饗応されたのも、殊に餅金を受けて用いれども尽きなんだ諸点が合うて居るから、『今昔物語』の話は北インドの仏説から出たに相違なく、『近江輿地誌略』三九秀郷竜宮より得た十宝中に砂金袋を列せるは、たまたま件(くだん)の餅金を得た仏話が秀郷竜宮入譚の幾分の原話たる痕(あと)を存す、『曼陀羅秘抄』胎蔵界の観音院に不空羂索(ふくうけんじゃく)あり、『仏像図彙(ずい)』に不空羂索は七観音の一なり、南天竺の菩提流支が唐の代に訳した『不空羂索神変真言経』にこの菩薩の真言を持して竜宮に入りて如意宝珠を竜女より取り、また竜女を苦しめて涙を取り飲んで神通と長寿を得、竜女の髪を採りて身体に繋(か)け、一切天竜羅刹等を服従せしむる等の法を載す、上引の『今昔物語』の文に竜の油を以て如意を延ばすとあるは、この話の主人公たる若者が観音に仕えたとあるに因み、七観音の一たる不空羂索の真言で右様の百事如意の法を求むる事あるを、如意てふ手道具と心得違うたのでなかろうか...   また考証本にこの竜女を救うてその父から金餅を得た話の出処を挙げおらぬが、予は二十年ほど前に見出し置いたから出さんに、東晋の仏陀跋羅と法顕共に訳せる『摩訶僧祇律』三十二にいわく、仏舎衛城に在す時、南方一邑の商人八牛を駆って北方倶国に到り沢中に放ち草を食わしむ、時に離車種の者竜を捕り食うが一竜女を捕えた、この竜女布薩法を受けたれば殺心なく、鼻に穴開け縄を通して牽かれ行く、商人竜女の美貌を見て慈心を起しとあるが、全体竜女は婉妍人間婦女の比にあらず、今もインドで男子をして魂飛び魄散ぜしむるほどの別嬪を竜女と称うるくらい故、この商人も慈心も起せばほの字でもありやしたろう、この商人離車に一牛を遣るからその竜女を放てというも聴かず、因って種々糶り上げて八牛で相談調い竜女を放った、商人こんな悪人はまた竜女を取るも知れぬと心配して、その行く方へ随って行くと一池の辺で竜が人身に変じ商人に活命の報恩にわが宮へ御伴しようと言う、商人いわく汝ら竜の性卒暴、瞋恚常なし、我を殺すかも知れぬから御伴は真ッ平と、竜女いわくわが力能くかの離車を殺すも我布薩法を受けた故殺さなんだ、いわんや活命の大恩ある人を殺すべきや、少しく待ちたまえといってまず入り去った、この辺竜宮の門あり、二竜を繋げり、商人その訳を問うと答うらく、この竜女半月中三日斎法を受く、わが兄弟二人この竜女を守る事堅固ならず、離車に捕わるるに及んだで繋がれいる、何卒救い助けたまえ、一体竜宮の飲食に種々ある、一度食うて一生懸って消化するもあり、二十年で消化するも七年でするもあれば、閻浮提人間の食もある、君もし宮に入って何に致しましょうと馳走の献立を伺われたら、閻浮提人間の食を望みたまえと、問わぬ事まで教えくれた、ところへ竜女来って商人を呼び入れ宝牀褥上に坐らせ何の食を食わんと欲するかと問うので、閻浮提人間の食を望んだ、すると竜女種々の珍饌を持ち来りさあお一つと来る、商人今ここへ来る門辺に竜二疋繋がれあったが何の訳ぞと問うに、そんな事は問わずに召し上がれという、余りに問い返すので余儀なく彼は過ちある故殺そうと思うと答う、商人汝彼ら殺さずばわれ食事せん、釈さぬ内は一切馳走を受けぬと言い張ったので竜女も我を折り、直様釈す事はならぬが六ヶ月間人間界へ擯出しようと言ってやがてかの二竜を竜宮から追い出した、商人竜宮を見るに種々の宝もて宮殿を荘厳す、商人汝かく快楽多きに何のために布薩法を受くるかと問うと、我々竜に五事の苦しみあり、生まるる時、眠る時、婬する時、瞋る時、死ぬ時、本身を隠し得ず、また一日のうち三度皮肉地に落ち熱沙身を暴すと答う、何が一番竜の望みかと問うと、畜生道中正法を知らぬ故人間道に生まれたいと答う、もし人間に生まれたら何らを求むるかと問うと、出家が望みと答う、出家を誰に就いてすべきかと問うと、如来応供正知、今舎衛城にあって、未度の者を度し未脱の者を脱したもう、君も就いて出家すべしと勧めたのでしからば還ろうと言うと、竜女彼に八餅金を与え、これは竜金なり、君の父母眷属を足す、終身用いて尽きじと言い眼を閉じしめて神変もて本国に送り届けた、宅では商人の行伴来りてこの家の子は竜宮へ往ってしもうたと報せたので、眷属宗親一処に聚まり悲しみ啼く、ところへまたかの者生きて還ったと告ぐる者あり、一同大歓喜で出迎え家に入って祝宴を張った、席上かの八餅金を出して父母に与え、これは竜金で截り取って更に生じ一生用いて尽きず、これを以て楽に世を過されよ、ただ願わくは父母我に出家を聴せと望み、父母放たざるを引き放ちて祇精舎に詣り出家したそうじゃ、竜女が殺さるるところを救うたのも、竜宮へ迎えて珍饌で饗応されたのも、殊に餅金を受けて用いれども尽きなんだ諸点が合うて居るから、『今昔物語』の話は北インドの仏説から出たに相違なく、『近江輿地誌略』三九秀郷竜宮より得た十宝中に砂金袋を列せるは、たまたま件の餅金を得た仏話が秀郷竜宮入譚の幾分の原話たる痕を存す、『曼陀羅秘抄』胎蔵界の観音院に不空羂索あり、『仏像図彙』に不空羂索は七観音の一なり、南天竺の菩提流支が唐の代に訳した『不空羂索神変真言経』にこの菩薩の真言を持して竜宮に入りて如意宝珠を竜女より取り、また竜女を苦しめて涙を取り飲んで神通と長寿を得、竜女の髪を採りて身体に繋け、一切天竜羅刹等を服従せしむる等の法を載す、上引の『今昔物語』の文に竜の油を以て如意を延ばすとあるは、この話の主人公たる若者が観音に仕えたとあるに因み、七観音の一たる不空羂索の真言で右様の百事如意の法を求むる事あるを、如意てふ手道具と心得違うたのでなかろうかの読み方
南方熊楠 「十二支考」

...猫を木の股から生まるるごとく想いいたのだ...   猫を木の股から生まるるごとく想いいたのだの読み方
南方熊楠 「十二支考」

...雄鶏の卵より生まるる怪物とされたのだから(ウェブストルの大字書...   雄鶏の卵より生まるる怪物とされたのだから(ウェブストルの大字書の読み方
南方熊楠 「十二支考」

...死ぬも生まるるも...   死ぬも生まるるもの読み方
吉川英治 「新書太閤記」

「生まる」の読みかた

「生まる」の書き方・書き順

いろんなフォントで「生まる」


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