...生き物のすがたも見えなかったので...
海野十三 「火星兵団」
...その光杖が生き物のように宙をひとりでスーッと走りだした...
海野十三 「地球盗難」
...まるで生き物のように...
海野十三 「ふしぎ国探検」
...どれかの生き物はその調べでのこりの者を宥(なだ)めすかしている...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...夜の大海原に星もなくさぶい風が波とたたかい吹雪だ灯もない吹雪だあれくるう北海 あれるただ一つの生き物ウキをたよりに生きのび生きのびる人間助かるすべも絶えたそれでも雪をかみ風をきき生きていた 生きていたやがて つかれはてて 死んだ...
竹内浩三 「北海に」
...あわれな生き物だとは知らなかった...
太宰治 「女の決闘」
...その樹の蔭(かげ)にからだをかくして小さい笛を吹いているまことにどうも汚ならしいへんな生き物がいる...
太宰治 「十五年間」
...この女類という生き物が...
太宰治 「女類」
...「窓掛けを駆け上がる犬など聞いたことがあるか? この生き物がやらかした跡をはっきりと見たのだが...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「曲れる者」
...まるで別な性情を持った別な生き物の観があるよ……...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...この世の生き物の間の約束ではないか...
中島敦 「悟浄出世」
...大量の生き物が動いている...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「死の土壌」
...この泥まみれの生き物は...
三好達治 「艸千里」
...(a)わたしの生き物に対するこの同情をばかにしないでほしい...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...その法は生き物であるとし...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...と巨大な身躯(しんく)に背うねりを見せながら近づいて来る生き物がある...
吉川英治 「新・水滸伝」
...細めているが艶を超えて生き物の極美を放つような虹が女の眼の中に沸(たぎ)るとみると...
吉川英治 「新・水滸伝」
...組み敷いているものが生き物なので...
吉川英治 「宮本武蔵」
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