...生き物のようにおどった...
海野十三 「少年探偵長」
...すると棚(たな)に並べてあった沢山の原書(げんしょ)が生き物のようにポーンポンと飛び出してきては...
海野十三 「赤外線男」
...フィリップ王の鉛色の足は瀕死の生き物の兆候を示すに反し...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...目醒めた最初のぬるぬるした生き物をすでにあさっている...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...みじめな生き物の感じで...
太宰治 「古典風」
...この女類という生き物が...
太宰治 「女類」
...そのためにただ一つのちっぽけな生き物を――例のいたいけな拳を固めて自分の胸を打った女の子でもいい――是が非でも苦しめなければならない...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...文学の生き物たる所以があるのであろうか...
豊島与志雄 「作家的思想」
...この世の生き物の間の約束ではないか...
中島敦 「悟浄出世」
...気味のわるい生き物の蛇かも知れない...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...……戯曲は生き物ですよ...
三好十郎 「好日」
...(オウィディウス)生れつき生き物の血を見ることの好きな人々は...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...いままで生(い)き物という生き物をいじめてばかりいたのでした...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...女の人はいままでにこんなちっぽけな生き物を見たことがないものですから...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...小さな生き物たちの苦(くる)しみや悲(かな)しみをつぶさに知ります...
矢崎源九郎 「「ニールスのふしぎな旅 下」まえがき」
...それまで麻痺していた矢代の感覚を擦り落してくれた最初の生き物の美しさだった...
横光利一 「旅愁」
...人間は生き物だぞ...
吉川英治 「源頼朝」
...「……おや?」生き物の眼である...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索