...しかし反面西洋覇道文明の影響甚だしく...
石原莞爾 「戦争史大観」
...故に新旧戦術の根本的差異は人の想像するようには甚だしく目立たず...
石原莞爾 「戦争史大観」
...何を考へるにもやるにも感情を交へないと云ふ処が普通の女と甚だしく懸け離れてゐる点である...
伊藤野枝 「ウォーレン夫人とその娘」
...海水は甚だしく混濁し...
海野十三 「二、〇〇〇年戦争」
...近来甚だしく賑やかなことが好きになり...
大下宇陀児 「乱歩分析」
...日本古代史の研究甚だしく隆盛を極めし当時に於て...
高木敏雄 「比較神話学」
...天地尚甚だしく接近して...
高木敏雄 「比較神話学」
...甚だしく強大な国家の現われなかったのも...
津田左右吉 「建国の事情と万世一系の思想」
...一見甚だしく不器用なようみ見える描き方や...
寺田寅彦 「津田青楓君の画と南画の芸術的価値」
...近く人に迫りて溪の甚だしく窄狹なるものは飯綱なり...
長塚節 「草津行」
...日本の自然主義という言辞は甚だしく卑(いや)しむべきものになって来た...
夏目漱石 「教育と文芸」
...いかに甚だしく變つた人物となつてるだらう...
萩原朔太郎 「室生犀星に與ふ」
...半ばは風化して甚だしく脆質になっているが...
久生十蘭 「魔都」
...その子を愛する事甚だしく最も注意してこれを守る...
南方熊楠 「十二支考」
...しかるに一日腹空(へ)る事甚だしくついに腹立つ事甚だし...
南方熊楠 「十二支考」
...時代の変遷(へんせん)に会う毎に埋没(まいぼつ)はいよいよ甚だしく...
柳田国男 「年中行事覚書」
...海賊の横行(おうこう)が甚だしくて...
吉川英治 「三国志」
...諸説甚だしく一致を欠いているそうであるが...
和辻哲郎 「鎖国」
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