...珍しい景色じゃなかったと見える...
芥川龍之介 「上海游記」
...外国人が如何に珍しいかが知られた...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...「お嬢さんがブランデーのお酌をなさるなんて珍しいことですな」と云いながら...
谷崎潤一郎 「鍵」
...鼓状など色々珍しい型のものがある...
中谷宇吉郎 「『雪華図説』の研究」
...御新造、――千之助が生き還つたこともお聞きなら、何にも言ふに及ばねえが、この先どうする積りで?」平次がこんなに人の惡い問を弄(もてあそ)ぶのは、珍しいことです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...これよりもなお面白く珍しいものであります...
橋本進吉 「古代国語の音韻に就いて」
...村人にとつては珍しいものの一つででもあろうか...
長谷健 「天草の春」
...珍しい反物や珠玉(しゆぎよく)が蔵(しま)つてあるだらうか...
平出修 「夜烏」
...ほんとうにお珍しい――親分が...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...山の中では珍しい寝台やその上にかかっている厚い羽根布団を見せたかったのだろうと思う...
宮本百合子 「上林からの手紙」
...こうした珍しい話がお耳にはいっていながら...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...そうしてさらに珍しいことには...
柳田国男 「年中行事覚書」
...「珍しいうちがあるもんだね」とたんば老は云った...
山本周五郎 「季節のない街」
...「まあ珍しい」娘はうきうきと云った...
山本周五郎 「さぶ」
...珍しいのでとっておく気になったのだそうだ」ほんの好奇心で持っていたのだが...
山本周五郎 「風流太平記」
...彼を迎えに来ることだって珍しいのであった...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...丞相へおすがりしてくれという言葉でございます」孟優は蛮界に珍しい能弁の男だった...
吉川英治 「三国志」
...こんなことは人類の教師としては実に珍しい...
和辻哲郎 「孔子」
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