...今この民子も玉の輿に乗り損(そこ)ねた一人で...
徳田秋声 「縮図」
...今は玉の輿(こし)という身分でたいした出世なのに...
中里介山 「大菩薩峠」
...氏(うじ)無くして玉の輿とはよく言うたものじゃのう」「蛍のようなもんでのう...
中里介山 「大菩薩峠」
...思いも寄らぬ玉の輿に乗るかも知れないというのは...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...玉の輿(こし)ほど...
野村胡堂 「胡堂百話」
...娘のお秀は玉の輿(こし)に乘つて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...さう簡單には玉の輿に乘れさうもありません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...二「玉の輿(こし)の呪い」以来...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...二(『玉の輿の呪(のろひ)』参照)以來...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...伊勢屋の治三郎と一緒になるという話はありますがね」「それじゃお由良には玉の輿(こし)だ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...伊勢屋の治三郎と一緒になるといふ話はありますがね」「それぢやお由良には玉の輿(こし)だ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...玉の輿のねらひが眞劍だつただけに滅多なことで男と關係する筈はなかつたのでせう...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...親旦那は一緒にさしてくれません」「さぞ綺麗なことだらうな――裸體(はだか)で玉の輿に乘るやうぢや」八五郎がまた横から口を出します...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...玉の輿とは名ばかりで...
久生十蘭 「魔都」
...玉の輿に唐織の綾布一巻を添えて賜るとのことですって...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...かなり有望な玉の輿(こし)である...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「道化玉座」
...東京で玉の輿に乘りかけてゐるといふ噂を耳に入れてからは...
正宗白鳥 「玉の輿」
...満がこの村より出(い)でて文学士というエライ者になりたるさえ村中一統(いっとう)の誉(ほま)れなるに我身そのエライ人と縁組せんこそこの上もなき誉れぞと玉の輿に乗る心持「伯父さん...
村井弦斎 「食道楽」
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