...丁度喉の渇いた獸のやうに喘ぎつゞけていらつしやいました...
芥川龍之介 「地獄變」
...小兒の罪なさはかの醜き「バジリスコ」の獸におなじきをおもひ給はざりき...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...禽獸的生活(きんじうてきせいくわつ)と罵(のゝし)つて...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六號室」
...寧ろ鳥獸の營々として走生奔死するに等しきなきか...
高山樗牛 「人生終に奈何」
...老婦は木の多い山、産物の豐富な山、淳良な氣風の里の話をすると共に、危い崖、恐ろしい猛獸、凄しい山海嘯の話などをした...
田山花袋 「歸國」
...されど力に誇らひてあと引き返す猛獸のふりむく時は退きて...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...人も獸も草木もやつと蘇つた...
中島敦 「環礁」
...よく落着くだらう」「――」「飛んだ獸(けだもの)に附合ひさせて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...獸物(けだもの)の毛が一パイ」「まア...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...獸物の毛で一パイ」「――」「念のために...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...これら骨角器(こつかくき)によつて獸(けだもの)の種類(しゆるい)を調(しら)べて見(み)ますと...
濱田青陵 「博物館」
...暫時(しばし)の間(あひだ)野獸(やじう)の如(ごと)く愛(あい)ちやんを凝視(みつめ)てお在(ゐ)でになりましたが...
レウィス、キァロル Lewis Carroll 丸山英觀訳 「愛ちやんの夢物語」
...山の獸(けもの)はそんな日にすみかの穴にかたまつて親子で吹雪を聞くのかな...
水谷まさる 「歌時計」
...いちばんうしろの壁には空ぢゆうの星座をふしぎな獸や蛇や魚などの形に書いた大きな圖がかかつてゐました...
宮沢賢治 「銀河鐵道の夜」
...猛獸はその餌をたべてから後はしづかになるのが通例です...
室生犀星 「帆の世界」
...かういふ時には、人は、獸のするやうに、どんな小さな穴のなかへでももぐりこむことが出來る...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...獵犬もまたじつは野獸だからである...
吉川英治 「折々の記」
...それは人間の聲とも獸のうめき聲ともつかぬ聲があがる...
吉川英治 「折々の記」
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