...然り、彼は猶、陰謀の挑発者にあらずして、陰謀の防禦者なりき...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...腕は猶、わしを引止めるやうに、わしを抱いてゐる...
テオフィル・ゴーチエ Theophile Gautier 芥川龍之介訳 「クラリモンド」
...併しその力は猶俺に自信を與へない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...猶路傍の木石に等しい...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...猶且つ友人の一人が來て...
石川啄木 「第十八號室より」
...既(すで)にして猶子(いうし)が左道(さだう)を喜(よろこ)ばず...
泉鏡花 「花間文字」
...二人の間が猶(なお)一層接近するであろうことを予想しながら...
江戸川乱歩 「恐ろしき錯誤」
...晝のひかり猶ほおのづから明かなるは...
大町桂月 「日月喩」
...隔レ江猶唱後庭花...
田山録弥 「一室」
...しかも猶(なほ)未(いま)だ音律的なる活動の美を有する西洋市街の列に加はる事も出来ない...
永井荷風 「路地」
...ぐづ/\してやがつて」勘次(かんじ)は猶(なほ)も憤(いきどほ)つていつた...
長塚節 「土」
...猶さらににやりと笑つた...
中村地平 「悪夢」
...猶家作であるというのはおどろかれます...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...蘭軒の家に猶一事(じ)の記念すべきものがあつた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...夫人は「岸までは猶更(なほさら)遠い...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...三日の猶予(ゆうよ)は...
吉川英治 「剣の四君子」
...猶予(ゆうよ)しとるということだが...
吉川英治 「新・水滸伝」
...時刻の猶予もなきために...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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